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Love Addiction  作者:
2/171

#2 テスト前日。

『送れてごめんねっ!』

学校の後、優弥は急いで友人達の待つカラオケへと向かった。

「おせーよ」

この少女は久堂千秋。中学からの友達。髪の毛は結構長めでサイドポニーになっている

結構毒舌である。

「次、優ちゃん歌う?」

この心優しそうな少女は前原静香。

小学校からの幼馴染でふわふわな長い髪の毛をしていて後頭部の方に赤いリボンがついている

女の子らしい女の子のため男子の間でも結構注目を浴びている。

『歌う歌うー♪』

優弥はすぐさま本を手にとって曲を選び始めた

「あ、優弥、これはこれはー?」

『あ、それいい!』

千秋にすすめられた曲を選び、曲が始まった

♪~♪~♪

『ふぃー。やっぱこの歌いいね!!』

「優ちゃん歌上手い」

「ホラ!次 !」


『あ~楽しかったぁ!ばいばーい!』

駅でみんなと別れたと、優弥は家へと向かった

『ただいまぁ~』

「あら、お帰り」

リビングから母が顔を出した。

優弥の家は両親が居ないことが多いのだが今日は仕事が休みなのだろうか。

優弥は部屋に入り、さっき歌った曲を流した

「おいコラ優弥」

隣の家の窓が開き、隣に住む幼馴染の声がした

『うっさいなぁ!静かにしてよ!聞こえないじゃん』

優弥は隣に住む幼馴染、奏太に言い返したがすぐにまた言い返される

「お前こそうるせーんだよ!その音楽耳障り!」

『あっ!そうだ!明日テストじゃん!!!』

「聞けよ」

『どーしよ!!!まにあわないじゃん!!!!』

「いや、普通もっと早く気付かない?」

『つーか、奏太勉強は?!しなくていいの?!』

「お前と違うから勉強なんかしなくても高得点とれるの」

奏太が見下した様な目で優弥を見た

『黙れ!』

奏太は常に学年1位。優弥はだいだい10番内には入っているつもりだが1位にはなれたことがない。

『あ゛~!!もう!教科書貸して!忘れてきた!!』

「はぁ?!何でだよ!!」

その時、1階からお母さんの声がした。

「優弥ー!明日の朝家に誰もいないから自分で起きてねー」

だが、奏太との言い合いに夢中で優弥は気付かなかった。

『いいじゃんか!!教科書くらい!』

刹那、鈍い音と共に、教科書が頭に叩きつけられた。

『いたっ!』

見上げると教科書を持った奏太がいた

「明日返せよ」

『はいはーい』

「お前ウザイ」

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