表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Love Addiction  作者:
123/171

#123 隣。

『ひゃぁ!!』

優弥は思わず叫んで布団にもぐりこむ。

千秋たちの持ってきたDVDが予想以上に恐ろしい映画だった。

静香と叶はすでに部屋の隅へ行ってしまっている。

奏太は相変わらずの無表情で見ている。

千秋と竜は楽しそうに画面をじっとみている。

自慢ではないが優弥はホラーと雷は大の苦手だ。

そっと布団の隙間から画面を見るとどうやら映画が終わったようだ。

『終わった?終わった?』

「終わった♪」

優弥の問いに千秋はいきいきしながら答えた。

静香と叶が互いに「怖かったねぇ~」と言い合いながら部屋を出て行った。

『そんなの見せないでよぉ・・・』

千秋と竜楽しそうにDVDを片付けて部屋を出て行った。

「・・・くだらね」

そう言って奏太はさっさと寝てしまった。

『えぇ?!もう寝るの?!待ってよ!!』

「なんだよ」

でも気付くとすでに夜中。これ以上起きているのもおかしい。

『・・・・・・一緒に、寝てもいい?』

あんな映画を見せられた後では怖すぎて眠れないに決まっていた。

せめて近くに奏太がいて欲しい。

優弥は枕を握り締めて奏太が使っているベッドを見つめた。

「・・・」

奏太は少し黙った後、ため息をついて少し場所をずれて、ここに来いとでも言うように空いた場所をぽんぽんと叩いた。

『・・・』

優弥は奏太が叩いた場所へ行った。

『失礼します』

優弥はそっとベッドにもぐりこむ。

同じベッドで寝るのは幼稚園以来じゃなかろうか?

しかも本来は1人用のベッドなので結構狭い。優弥は今更緊張してきた。

(何やってんだろ?!私!!)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ