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Love Addiction  作者:
116/171

#116 離れる?

奏太は頼まれた飲み物を買いに食堂の自動販売機へ向かっていた。

隣には千秋がいる。

「千秋は何でそんなに先生に呼ばれんだよ」

奏太は呆れなから千秋の方を見た。

「知らねぇよ。先生の話をしっかり聞けとか、意味わかんねぇこと言われんだもん」

千秋が愚痴を言い始めた。奏太が返事をする暇もなく、千秋はそのまま話を続けた。

「そんなこと言ったらお前らも一緒だろうが!静香だけは別だけど。ったく、なんで私だけ!」

「俺等はお前と違って勉強できるから、じゃないの」

奏太は千秋の話を無理矢理遮った。

「じゃあ竜は何なんだよ」

「あれは社長さんの息子だからだろ。一応」

「なんだよそれ。・・・・というか奏太」

千秋がいきなり話題を変えた。廊下の突き当たりまでやってきて立ち止まった。

職員室まで行く千秋はここで奏太と別れるのだ。

「お前、さっきの資料の大学。ここら辺から通うには少し遠いんじゃないか?」

「別に。電車で1、2時間くらいだし」

「今の家出ていく気なら、優弥のことも少しは考えてやれよ」

そういって千秋は廊下を曲がって歩きだし、奏太は返事も返さずに階段を降りて千秋と別れた。


人数分の飲み物を買い、奏太は教室へ戻った。

優弥、静香、竜、叶の4人でババヌキをやっているようだ。

「あ!奏ちゃんおかえり♪」

竜が奏太に気付き、ぶんぶんと手を振ってきた。

奏太は竜にコーヒーを投げて渡した。それを受け取った竜は早速飲み始める。

奏太は叶と静香にお茶を渡し、優弥の前にあった机にオレンジジュースを置いた。

「え?私の分も?ありがとう♪」

静香が少し驚いた様子で言った。

優弥は喜んでオレンジジュースを飲み始める。

『おぉ♪やっぱ買って来てくれたじゃーん』

「・・・別に」

『・・・?奏太どうしたの?』

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