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アルトの戦い!ベルの決意

アルトはベルを抱きしめ場所を移すとゲイル達の方に歩き出してた

『ゲイルお前を許さない!そしてお前の用のやつが学園に行くなんて有り得ない!』

アルトはゲイル言い放つと

『アルト学園に行くのは才能のある奴だ!俺みたいなお前みたいな才能ないやつの方があり得ないだろ』

『だとしても、人を傷つける様な奴がいくところじゃない!』

ゲイルが少しピクっとしたが

『うるさい!俺は領主の息子で才能があって偉いんだ!』

『そうだ!ゲイル様が正しい』

『行けアルトをやっつけろ』

子分達がアルトに襲いかかったが瞳の色が変わったアルトの相手にはならず子分5人は1人ずつアルト倒されていった。

『くそー。アルトなんかにやられるなんて』

『痛いよー。アルトのバカヤロー』

など叫んでいたがアルトはそんな事は気にせずゲイルの方を見るとゲイルは面白くない顔をしていた。

『役立たない奴らだな。だか、全く役立たなかったわけではないか』

そうアルトを見ると青い瞳の負担なのか息が上がりハァハァしていた。

『ゲイルお前だけだ!ベルに謝れ!』

『アルト何言ってるんだ?殴られてもいないしこいつらをやっつけたがもう限界なんじゃないのか?』

『うるさい!謝れ!ベルに謝れ!』

『少しうるさいな!ファイア』

『当たるかそんなもん』

『いつまで避けられるかな?俺様はまだ余裕だけどな』

しばらく経つとアルトは立っているのがやっとでフラフラしていた。瞳の色も黒に戻りアルトが出来たのはゲイルに2、3発拳を当てられたが限界が近づいていた。

『ハァハァくそ!もう少し僕が強くてこの力を使えたら負けないのに』

『何言ってんだ?才能の差だよアルト!お前は俺には勝てない』

『負けたくない。ベルにあんな酷い事した奴に負けるわけにはいかない』

『もうそろそろ終わりだなアルト。もう逆らうなよ』

『くそ!動けよ俺』

『これで俺の勝ちだ!ファイアアロー』

ゲイルは普通のファイアより威力のある炎を矢の様に飛ばす魔法を使ってきた。アルトは目をつぶり悔しい思いでもいっぱいだったが体が動かず立ち尽くすしかなかった。

爆発音とともに煙が立ちアルトは倒れていたが気を失っているだけで少し視線をずらすとベルが何かやったのか構えてこちらを見ていた。

『アルト君を見て決めたよ。僕は絶対に学園に行く!

アルトを傷つけたお前を許さない』

ゲイルは驚いていた。自身の魔法がまさかさっきまで遊んでいた奴に相殺されるなど思っていなかったからだ。

『なんだお前?魔法使えるのか?』

『使えるよ!アルトの姿を見て決めた!僕はもう自分を隠したり守られるだけじゃなく強くなる』

『へぇー!アルトより強そうだしやってやるよ』

『アルトは僕より強いよ。そしてお前よりも!僕はアルトみたいに真っ直ぐ自分を信じてあげられないから』

『まぁーいいや!どうせ俺の方が強いしな!かかってこいよ!』

暫くしてアルトが意識を取り戻すとそこにはベルが本を読んでいた。

『うぅ、ベル?』

『アルトやっと目を覚ました?』

『うーん、うん。ゲイルは?』

『あーうーん』

『ベルがやっつけたの?魔法を使ってた様な気がするんだけど』

『うーん。僕実はハーフエルフなんだ。お父さんが人間でお母さんがエルフなんだ』

『ふーん。でもベルはベルだろ?なら関係ないよ』

ベルはアルトの言葉を聞いて嬉しくて笑っていた。アルトもなに?って顔していたがベルが笑ってるならいいやと気にしてなかった。

『それにしてもベルは強いだな。魔法も使えるし』

『お母さんがエルフだからね。少しは魔法使えるんだ』

『そしたら明日から僕にも魔法教えてよ!』

『うん。明日からね。今日は遅いし帰ろう』

『そうだね』

よく見ると2人とも泥だらけで服が汚れていた。帰ったら怒られるなって言いながら2人は笑いながら帰っていく。別れ際に

『また明日ね』

『また明日』

小さな声でベルが

『ありがとうアルト』

『なんか言った?ベル』

『ううん。また明日ね』

ベルはハーフエルフという事で虐められていた。アルトはそんな事気にしないベルはベルこの言葉に救われた。何より危ない時助けに来てくれた。

ベルはさっきゲイルに言った逃げない隠れないとアルトの友達であると何より強くなりたいとアルトと高みを目指すと決意した。

こうしてアルト、ベルはより友情を深め学園を目指すべく勉強、鍛錬を重ねて目標に向かい頑張る日々を過ごしていた。

変わった事はゲイルが学校にあまり来なくなった事とベルが前より授業に出ている以外特に変わりなかった。

そして3年が経ち王立学園の試験の日がやってきた。


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