図書館!新しい友達
アルトは朝早く起きて学校にある図書館に来ていた。
アルトは今まで図書館に来ることがなかった。家に父と母が昔使っていたであろう本や勉強に使う本は家にあったので図書館に来る必要がなかったからだ。
『ここか図書館は、おはようございます』
そう言いながら入っていくと1人だけ片隅で本を読んでいる男のがいてあんな子いたかなって感じで気にせず自分が調べたい本を探し始めていた。
『うーん、どこに何があるのかわからないや』
呟きながら探していると、さっきの子が隣にいて
『うわ!ビックリした』
『何?どんな本探してるの?』
小さい声で聞いてきた。
『僕昨日ゲイルに捕まって、実験に付き合わされてそしたら僕の左目が蒼くなったからなんでかなって調べにきたんだ』
『ふーん。それならまずこれとこれとこれとかかと』
本を何冊か渡された。
『ありがとう。僕はアルト君は?』
『図書委員だけど』
『違うよ。名前は?』
呟くように
『ベル-フランツ』
『ベルありがとう。いつも図書館にいるの?』
『僕あまり体強くないからいつもいるよ』
『ふーん!なら僕の友達になろうよ!図書館って静かで勉強するのにいいし、遊びくるね』
『え!うん。わかった。』
学校のチャイムが鳴りアルトは走って教室に向かう時に
『また放課後に来るからね』
と言い残し去っていった。残されたベルは手振りながり笑顔であったのでアルトはその顔見て笑顔を返し再び教室に向かった。
昨日の今日で流石にゲイルと目が合うも子分達を連れてアルトには構わず教室を出ていったのでアルトは図書館に向かう
『あー!ベルもう来てたんだ早いね』
『僕はいつもここにいることが多いからね』
『ベルそう言えば教室にいなかったし何歳なの?』
『12歳だよ。体が弱くて学校にあまり来てないしきてもここにいるから気づいたら図書委員になってた』
『同じ歳か!ベルは頭良さそうだし王立学園に行くの?』
『僕は考えたことないし、体弱いから迷惑かけちゃうから、アルト君は?』
『アルトでいいよ。僕は行くよ!友達にも会いたし強くなりたいからね』
『そうなんだ。アルトく、アルトが行くなら僕も行こうかな?行けるかな?』
『まだベルとは朝会っただけなんだけど、ベルが行きたいなら僕は応援するよ』
『ありがとう!頑張ってみようかな』
『うん。頑張ろう!』
『そういえば、アルト朝目の色が変わるって話してたから探してたんだけど』
『ベル探しててくれたの?ありがとう』
『いや、うん。これなんだけど』
そこにあった本はすごく古くなんかボロボロの本だった。
『なんか奥の方に僕じゃなかったら見つけられないような所にあったんだ』
『ベルありがとう。でもなんでそんな奥にあったのかな?ボロボロだし』
『少し中を見たら目が蒼くなるスキル?みたいなことが書いてあったんだ』
『でも、これ歴史の本みたいだよね?』
『そうなんだけど、そこに目の色が変わる人がいたみたいなんだ』
『へぇー他にもないか探してみてこの本は家で読んでみるかな』
『うん』
『よーし!じゃあ他にないか図書館を探検しよう』
『うん。でもほとんど僕調べちゃったからそれらしいのを調べていこう』
『お、おおー!』
それから僕とベルは色々な話をしながら瞳の色が変わる話がないか2人で騒ぎながら外が暗くなるまで探していた。
『ベルそろそろ暗くなってきたし帰ろうか』
『そうだね』
『じゃあまた明日なベル』
『うん。』
アルトはベルと別れて家に着いた。
『さて、借りてきた本でも調べてみるかな』
ボロボロの一冊の本を手に取り読み始めてることにした。