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あなたはわたし。わたしはあなた。

わたしをまつあなたへ19

作者: みんみん

平成31年4月が半ばになったわ。平成が終わる。桜も散っていく。

息子が年中に。6月で五歳…まだまだだわ。何がまだかって?人生はどうなるかわからないってこと。アラフィフになっても何か求めて足掻くのよ。


14日に高三のクラスメイトと久しぶりに会って話したわ。

集合場所はイオンのバイキング店の前に。午前11時。私は息子をつれて張り切って10時20分に来てしまった。仕方なくイオンの中を徘徊。スタバが凄い行列。なにがあったの?苺の新製品のじゃないかで落ち着いたわ。まず、保育士の友人が時間通りに来た。もう一人、お茶屋の娘は遅刻するからとメールがきた。普段通り。若いときも同じ。でも、知りあって30年たつのに変わらずなのよ。


保育士さんは、高三のとき、センター受けずに、短大を希望する生徒。資格を取るため保育を専攻。短大を卒業後保育士を五年やり一旦やめて簿記取得し会計事務所で働き、結婚妊娠し会社をやめ出産し、育児を実母に任せ、保育士としてバイトに。お茶屋の娘は現役時代は滑り浪人、大学進学し、卒業後稼業を手伝いだした。私は現役は浪人できず短大に進学、社会人になって、大学に編入し卒業後oL,40過ぎに結婚し妊娠し出産し今に至る。三者三様。


保育士さんとお茶屋の娘は高校三年間クラスも部活も同じ。卒業後は、あまり会っていない二人。なぜか?不思議だった。わたしとは個人的に連絡を取り合うのに。この2人の間ではなかった。


再会して話していて…わかった。二人とも独特すぎて、混じりあわない。保育士さんは、マイペースでわがまま。人当たりは良いけど、自分本位で人間関係を切っていく。私も一度切られた。でもまた連絡してくる…自分が切ったのに。なので五年ほど私もスルーした。その五年の間カラオケに朝まで一緒に行っていたのがお茶屋の娘。お茶屋の娘は夜型。平日は晩の九時から動き出す。深夜に漫画を買いに古本屋に立ち寄るだの、田舎なのに、深夜徘徊する強者。実家の回りがあまり家がないらしく出歩いても誰にもとがめられないというのもある。彼女は付き合いがいまいち、怠惰なため返信が遅い…。私はわりとまめで、いきなりブッチされても次回も会う仏の心でお付き合いをするので、なんだかんだと繋がりがある。


でも。三人で話し出すと、話がまとまらず、脱線ばかり。普段あまりDEEPな会話をしない二人はわたしがしれっと「介護で大変」「育児で大変」「嫁姑バトルで大変」と話し出すと、「私の友人が乳ガンで二人も亡くなった」「私と弟は独身で兄夫婦は4人の子持ち」「旦那と家庭内別居」「ディズニーおたくだったけど卒業した」「実は○○のファンで一人でライブにいく」「ジャニ系好きだから東京日帰りした」…出てくる出てくる。ちなみに私の切り札もあまり出せなかった。保育士さんは知っている情報だけど。「去年実弟に双子が生まれたが弟嫁が育児放棄、私にベビーシッター依頼がきたが、断った」「実母が亡くなり実父が独り暮らしで、月一で実兄が東京から帰省しあれこれやっている」…他にはほかほかの話題は「実母の妹が肝臓がんで二月に亡くなっていて密葬されていた」(亡くなったのを聞いたのが3月だった。)…実母が亡くなると縁も薄くなるのか年賀状のやり取りが途絶えてしまった。そんな矢先に実家で聞いたのがおばさんの死亡だった。実母より12才年下の六人兄弟末っ子のおばさんが。三年前の実母の三回忌にあったのが最後。年賀状はその後絶えた。顔色は悪かったからあの頃から治療していたのだろう。


他にも話は尽きない。で、散らかり放題で会話して、四時間後に、解散になった。


人間、基本的な性格は変わらない。でも、経験を積み上げ、年月を経ると、深みのある大人になっていく。


まだまだ、人生はあるから。まだまだ深みある大人になるわ。

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