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【禁断の地編】辞書一覧

【禁断の地ストーリー】


遺跡盗掘業を営むエルヴィス=コステロはペンタビア王国から極秘の仕事の依頼を受ける、ペンタビア王国は東エスタニア最古の魔術王国として知られていた。

その依頼とはエスタニア大陸を東西に別つアンナプルナ山脈の奥深くに眠る古代遺跡に関わる仕事で、調査団の砂漠の旅のガイドと発掘調査のサポート依頼だった。

エルヴィスがラムリア王国の港街アルシアの地を踏むところから物語は始まる。


【登場人物】


[エルヴィス=コステロ]

若い精悍な男で中肉中背で日に焼けている、僅かに湾曲した片刃剣を愛用、現在は美術品や骨董品の贋作や禁制品の密輸業と二人目の養父から引き継いだ遺跡盗掘業を営んでいる。

エルヴィスはペンタビア王国のアンナプルナ山脈の古代文明の遺跡調査に組織ごと雇われ、ラムリア王国の港街アルシアの地を踏む事になる、ここから物語は始まった。


エルヴィスはある街の孤児として生まれ親の名も顔も知らない、街の有名な踊り子酒場の女達に育てられ、その後美術品贋作家に引き取られ手伝いをしながら学問と教養を身に着けた。

だが養父が顧客とのトラブルに巻き込まれ殺されてしまう、その後は贋作家の知人の遺跡や古い墓を暴く盗掘業の男に育てられ現在にいたる。


[ドロシー=ゲイル]

ペンタビア調査団の護衛隊副隊長、細身で背が高く手足が長い、少し丸みを帯びた顔は日に焼け、目と口が大きくはっきりとした顔立ちの個性的な美しい女性。

普段は上等な革鎧で身を固め、乗馬パンツにスカートのように厚手の白い生地の布を腰に巻いている、それはラムリア地方の民族衣装に似ている。

護衛隊の副隊長の名目で調査団に加わるがシーリ=アスペル女史の護衛兼話し相手として雇われた。


彼女の生まれたタバルカ王国はペンダビア北にある農業国で彼女は兄弟姉妹の多い比較的裕福な家に生まれた、成長すると貴婦人の身辺護衛を仕事にするが、この地方ではそこそこ名が知られていた女傑。

声が少し高く幼い声をしているのでそれが違和感を感じさせる。

西エスタニアの奴隷の格闘技をベースに自己流にアレンジした華麗な変幻自在の剣技の使い手、初見殺しと恐れられている、温厚で優しい人柄だが謎めいた不思議な魅惑の芳香の持ち主。

彼女の二つ名は『タバルカのお天気人形』


[シーリ=アスペル]

ペンタビアの魔術師ギルドに所属する若き水の魔術師、中位魔術師の触れ込みで調査団に加わる、彼女はアルムト帝国から二年前にペンタビアにやって来た将来性を期待されている優秀な魔術師だ、彼女を知る人からは霊媒体質と言われている。

知的で清楚な美貌の女性で、ダークブラウンの長い髪を頭の後ろで束ねて背中に流している、目はエキゾチックなアーモンドの様な形で瞳は薄灰色、細い鼻筋と小さな口が特徴。少し眠たげな煙る様な表情をしている、そして寝起きが悪い。

細身に見えるが実は豊満な体つきをしている。


幼い頃から才能を見いだされ魔術研究に打ち込んできたため世間知らずな処がある、彼女の声は落ち着いて知的で物静かだがドロシーからはなぜか子供扱いされている。

侍女のスザンナは魔術師ギルドの推薦でアスペル付きになった、どのような政治的駆け引きがあったかは謎だ。


[スザンナ]

大柄で頑健な体躯を誇り全身筋肉の塊だ、厳つい顔で金壺眼で聖霊教会の破魔の魔神像に似ている。

彼女は魔術師ギルドの推薦でシーリ付きの侍女になったと言われている、一見するととても侍女には見えない、逞しい肉体に無理やり侍女の制服を着込んでいる。

破滅的に料理の才能にかけるドロシーに料理を仕込むのが日課になっていたが、いろいろ謎多き女傑。


[バーナビー=ウィルコックス]

ペンタビア調査団の渉外役の男、背丈は普通で短く黒髪を切り揃え風通しの良さそうな服を着込んでいる、年齢は30代後半だが人当たりが良く一見すると無害な男に見えるがその目は高い知性を湛えている。

武に関してはエルヴィスや用心棒はかなりできると見ていた、ペンタビア政府の影の仕事をしているとエルヴィスは睨んでいる。

実質的なペンタビア調査団の指導者だ。


[ザカライア=ウォード]

ペンタビアの魔術大学の古代魔術科の教授、ペンタビア古代遺跡調査団のリーダーで、上位風精霊術師だが学研肌で実務に長けてはいない名目上のリーダー。

長身で偏屈な性格の初老の男で皆から教授と呼ばれれている。

エルヴィス率いる遺跡調査のプロ集団を営利で学問を穢す者達として敵視していた、だが本人は優秀な風精霊術の使い手でウォード家はペンタビア王国の高名な魔術師の家系。


[アンソニー=ダドリー]

気さくだが頼りない中年の考古学者で、ペンタビア大学の考古学科の教授で研究者、古代パルティナ帝国前史が専攻。

ペリヤクラム碑文の解読から、闇王国の言語の解読に大きな役割を果たしたが彼自身は魔術師では無いがその事に思う事が有るようだ。

そして考古学の講釈を好み調査団にとって優秀なアドバイザーにしてお荷物でもある。

皆からは先生と呼ばれている、エルヴィスも彼にはそれなりに敬意を払っている。


[ミロン=アキモフ]

ペンタビア大学の考古学科の若い准教授でアンソニーと同じ学科に所属している、西エスタニアのペリヤクラムの大地震により湖底から出現した遺跡からペリヤクラム碑文が発見された、彼はそれを東エスタニアに命がけで持ち出し逃亡する、それが総ての始まりだった。

パルティナ十二神教の聖域神殿(サンクチュアリ)に追われる男だがとてもそうは見えない。


[ヤロミール=キセラ]

北方のセール半島のエルトレスク王国の出身でペンタビア魔術大学の古代魔術科のザカライヤに招かれた、北の大魔術師の自称弟子だが詳しい事はわからない、呪術と古い魔術の系統を引く北方世界の魔術体系を研究している。

いろいろ謎多き男。


[デクスター=アームストロング]

傭兵隊で指揮官を務めていた人物で、この地方ではそれなりに名を知られていた。

身長ニメートル近い頑健な初老の大男、全身筋肉の鎧で覆われ覇気と闘気の塊の様に若々しい、艷やかに輝く禿た頭と綺麗に剃られた顎髭、白い長い口ひげが鳥の様に左右に翼をひろげている、腰にいかつい長剣を佩いている。

ペンタビアの東にあるラベンナ王国の生まれで家族はここにいるらしい、家族は良家に嫁いだ娘と孫娘のアンそして息子がいる。

侍女のスザンナとは古い知人、また隊長の昔の部下が三人ほど荷役人として調査団に加わっている。


[ラウル]

大柄で長身の若い男、日に焼けてなかなか整った顔で愛嬌がある、アルシアで荷役人の一隊を率い、そして野盗団を率いていた過去がある、

剣の腕も確かで指導力がありエルヴィスの右腕を務める。


[用心棒]

どこの生まれか育ちなのかも不明、武器全般の扱いにたけ罠の発見や解除の腕は確かだ。

謎めいた口調と印象にまったく残らない年齢不詳の容姿の持ち主。

総合的な戦闘能力ではエルヴィス以上と言われる。


[リーノ]

アルシアの街でケビンの財布をすろうとしてエルヴィスに捕まった。

アルシアの港町の孤児でスリの親方に育てられる、そこから逃げ出すために調査団に潜り込んだ。

端正で日に焼けた容貌で鋭く暗い目をした少年。


[親方]

西エスタアの建築技師の流れを組む匠の一団を率いる、仕事は遺跡の分析から各種工作まで幅広い、エルヴィスチームの遺跡調査と発掘の要である。

初老で金庫番についで高齢、気さくな人柄で皆に想われているが荒事には向いていない。

優秀な四人の弟子がいる。


[地図職人]

地図製作の専門家で彼の残した記録は非常に価値が高い、地味だが遺跡調査と発掘の要だ。

資料から作成された地図はチームの貴重な資産で、高い価値が付き高値で売られる事もある。


[ケビン]

エルヴィスの恩人の甥で複雑な事情から預かっている、のっぺりした顔の凡庸な若者、エルヴィスは彼に鞄持ちなどをさせていた。


[金庫番]

エルヴィスチームの財務や物資管理の要で、盗品や発掘品を捌く仕事をしている、砦の野営地の管理運営を託されている、温厚な男に見えるが存在感がある。


[荷役人(ポーター)監督]

肩幅が広く強面の壮年の男で武も立つ、各地の荷役人(ポーター)ギルドに顔が聞き運送業者との繋がりも深い、密貿易は彼の担当だ。

ベースキャンプ設営後に荷役人(ポーター)の約半数を率いアルシアに戻り留守部隊を統括していた。



【国々】


[ペンタビア王国]

東エスタニア西部の最古の王国の一つ、ロムレス帝国末期から西からの移民により成長した、長らく東エスタニアの魔術の中心だったが、魔術の中心地はやがてエスタニア東部のテレーゼ王国に移りそしてアルムト帝国に移る。

国内では魔術の中心地として復興を渇望する声が強い。


[ラムリア王国]

ラムリア川を挟んで砂漠に面した東エスタニア最西端の国、ラムリア川の河口に港町アリシラが栄えている、エスタニア大陸の東西を結ぶ沿岸航路と交易路の起点になっている。






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