(神話・魔術・その他)辞書一覧
【神々】
この世界の上位世界の高位存在、幽界から物質界(現実界)に対応する地域を管理している、さらに神界に高次元の神々が存在すると言われるが、彼らは宇宙の黄金律の運行に関わり現実界には干渉しない。
聖霊教圏では古い神々を大精霊として取り込んでいる。
◇女神メンヤ(土地女神)
一般的には豊満な妖艶な半裸の女性で下半身が大地と融合した姿をとる、肌の色は暗い土気色で両眼の間の額にもう一つの目が開いている。
素朴な様式の大地のホルンをたずさえる。
元来テレーゼの土地女神で聖霊教に取り込まれ大精霊とされた、生と死を司り豊穣と性愛や繁殖そして腐敗の守護神であるテレーゼの古き大地母神。
テレーゼは大国でもともと強い神格を持った土地女神だがその性質は善悪定かではない、世界の黄金律の運行の一端を担う。
眷属:白銀の大蛇
巨大な白銀の鱗の幽界の大精霊、メンヤの大地のホルンの化身とされる。
◇女神アグライア(パルティナ十二神教)
西エスタニアで信仰されているパルティア十二神教の女神、主神達が住まう聖域の東方を護る守護女神、暁の女神、光を招く者、希望を招く者とよばれる。
天駆る光の戦船に座乗する。
世界の東の果に住まうとされ古くから東方世界の守護神とされていた。
エスタニア大陸の東端のエルニアの希望の岬が発見された後にエルニアのエドナ山塊最高峰に女神の名が冠せられた。
その姿は白銀の甲冑に身を包み黄金に輝く剣を佩いている。
朝焼けの紫の様に光り輝く長い髪と、光を帯びたコバルドブルーの瞳、肌の色は朝焼けに染まった雲のような明るい赤みを帯びた白。
背の翼は二枚の半透明のガラスの様で人の手のひらの様に枝を広げ虹色に輝く。
エルニアではエルニア東端のエリカが重要な中継港として栄えた関係から西方からの移民が多かった、やがてエルニアの森と狩猟を司るエルドウェンの神格を取り込み融合。
そのため西エスタニアのアグライア女神とは性質が変化している。
眷属:魔豹ディオエラ
狼にも虎や豹にも似た幽界の大精霊。
エルニアでは失われたエルドウェンの替わりにアグライアにより生み出されたとされている。
◇女神エルドウェン(土地女神)
清楚で儚い美貌の女神、白い肌と黒い長い腰まで伸びる髪、その髪は黒曜石の様に滑らかに黒く輝いている。
エルニアの太古の森を支配し森の精霊と動物達を従える森と狩猟の女神。
西方世界から巨大な宝石の様に光輝く船に乗ってやってきた女神アグライアに見初めらてしまう、彼女の執着からアグライアと融合。
◇女神ディケーネア(パルティナ十二神教)
西エスタニアで信仰されているパルティア十二神教の主神の一柱。
美と闘いを司る女神で闘いとは個の闘であり古代の剣闘士や拳闘士の守り神とされていた、彼女の司る美は健康美と自然美で心身の健康や安産の守護神として庶民の人気も高い。
その姿は黄金の様に輝く湧き上がるような金髪と光り輝くエメラルドの瞳、天上の美貌と小麦色の肌と黄金率を奏でる奇跡の肢体の持ち主。
全裸に近い姿は肉体の美を余す処無く世界に示す為。
聖霊拳の破魔の聖女の原型と言わる。
古代ディケーネアの神殿でレスリングを神前競技として女神に捧げるために専門の戦士を育成していた、その戦士の鍛えられた肉体の美しさも神への捧げ物とされていた。
【魔術】
魔術には幾つかの系統があるが、その中で幽界の精霊力に依る術を精霊術と呼称する。
精霊術には、火、水、風、地、無の力を利用しさまざまな現象を起こす。
また属性は人間が勝手に精霊をその特性から分類したもので幽界の住人には関係の無い事である。
また知性のある精霊からの助言を得る精霊宣託、精霊そのものを物質界に顕現させる召喚術が存在する。
それ以外に特殊な神聖術や死霊術が存在するがこれらはほとんど知られていない。
※現在登場した魔術の一覧、出現したが具体的な名称や効果が明らかで無いものは除く。
◇火精霊術
火の属性を持った精霊からの力に依る術、攻撃的な術が多いが変化支援防御系の術が少ない。
『陽炎の隔壁』
火魔術では珍しい下位の幻覚術、中位の炎の隔壁と見分けがつきにくい、視認を妨害し魔術による探知をわずかに狂わせる効果しかない、だが必要な魔力量が少なく術式の構築時間が非常に短い。
魔術師が最初に学び行使する術として知られている。
『火蜥蜴の吐息』
下位の攻撃術、人間の頭程の炎の塊を対象にぶつける。
『シアルコートの炎のカーテン』
下位の防御術、対象の周囲にオレンジ色の薄膜を作り出す、軽量の燃えやすい物体や魔術の効果をある程度まで相殺できる。
『火狐の円舞』
下位の攻撃術、炎の回転する輪が対象の足元に現れ全身を包み込む。
『火猫の九尾鞭』
中位の攻撃術、9匹の炎の蛇が現れ対象を攻撃する、複数の対象に任意に攻撃できる。
『炎の隔壁』
中位の防護術、高温の炎の壁を生じる、陽炎の隔壁に見た目は良く似ている。
『ラーバルの魔鍛冶匠の絶対隔壁』
上位の魔術結界、対象を不可視の壁が取り囲む。内部の魔術の効果を外部に及ぼさない、また物理的な攻撃すら防ぐ事ができる。
術者が内部に入る事もできるが内部から外部に術を行使する事はできない。
『アータルの炎の魔神の火炎旋風』
上位の攻撃術、灼熱の炎の竜巻が生まれ総てを焼き尽くす。
◇水精霊術
水の属性を持った精霊からの力に依る術で変化支援系の術に優れる、また冷気を伴う攻撃術に優れる。
『氷の槍』
下位の攻撃術、対象に氷の塊を叩きつける。
『トロンヘイムの氷の付け刃』
下位の付与魔術、対象に水属性の凍気を与える、武器などに付与される事が多い。
『人血を求めし水妖クロウラの爪』
中位の特殊探知術、対象者の血液を触媒に使用する必要がある、巨大な爪の幻影が現れ対象者のいる方向を指し示す。
ただし有効範囲は半径数キロでしかない。
『ハリアサの氷壁』
中位の物理防御術、対象を全周囲から取り囲むように氷の箱が出現する、厚さや形状は制御可能だが普通の氷の様に破壊可能。
アゼルは破壊できる事を逆手にとった事がある。
『ゲイラヴォルの円陣』
中位の攻撃術、氷の槍が対象を取り囲む様に出現し突き刺さる、冷気で凍結しながら破壊していく。
『ウィンディーネ水底の夢』
中位の睡眠術、一定の範囲に効果を及ぼし大型の生物にも効果を及ぼす。
『ミュディガルドの氷の軍勢』
上位の水精霊術、広範囲に魔術で生成された特殊な氷塊で爆撃を加える。
◇風精霊術
風の属性を持った精霊からの力に依る術で、変化や精神や運動に関わる術が多い。
『音精の小さき檻』
下位の結界術で結界内部の音を遮断する、ただし外部の音も聞こえない。
『風精の牢獄』
下位の結界術で煙や臭いなどを封じ込める。
『風のアリエリアスの口づけ』
下位の魅了術。
『風塵の愚者の軛』
下位の拘束術、風の過流が相手の四肢を捕らえる。
『風のシルフの羽』
下位の付与術、羽毛のように軽くなる、ただし術者にしかかける事ができない。
『マダイアン風塵のベール』
下位の隠蔽術、術者を隠蔽するが魔術探知からは逃れられない、また音なども遮断できない。
『セイレンの涙の輝き』
風の精霊の力で周囲を光で照らす。
◇地精霊術
地の属性を持った精霊からの力に依る術で、防御や結界に関わる術が多い。
『ウジャンの巫山戯た木霊』
下位の土精霊術、任意の声や音を任意の樹木から発生させる事ができる。
『森親父の巫山戯た顎髭』
下位の土精霊術、魔蔦の枝の力を顕現し標的を攻撃する。
『ユパの眠り姫の貞淑の護り』
中位の土精霊術、幽界の茨の茂みの力を顕現し防壁を作り上げる。
『総てを地に還えせトビバザルの腐食の王』
上位の土精霊術、幽界から魔の粘菌の力を呼び出し敵にぶつける、有機物をすべて腐食してしまう。
『大地と空の隙間たるパストラーレの門』
上位の土精霊術、現実界から極僅かにズレた世界を繋げ結界として利用する魔術陣地の一つ。
パストラーレとは大地と空の隙間にあるとされるエスタニアに伝えられる伝説の田園郷の名前である。
◇死霊術
既存の精霊術とは一線を画する、未だ多くの謎が残っている、そしてテレーゼで独自の進化を遂げている。
『道征く鬼火』
下位魔術で術者の任意の場所に青白い鬼火を作り出す、照明や囮などに使われる。
『名もなき未亡人のベール』
下位の隠蔽術で対象を隠蔽する、たが魔術探知からは逃れられない、また音なども遮断不可能。
『死のささやかなる静寂』
下位の結界術で一定範囲内の音を外部にもらさない。
『止まれ腐朽の時』
下位の特殊術で対象の腐敗を停滞させる事ができる、効果時間は3日程。
『死せる墓所の下働き』
下位の召喚術で三体の骸骨を召喚し術者の命令に従わせる、ただし骸骨は脆く弱い。
『アウンズの蠅の群れ』
下位の攻撃術で黒い瘴気の粒子を対象に向かって放つ。
『生者の光の道標』
下位の探知術で周囲にいる生命を探知する事ができる、大型の生物ほど強く反応する。
『ナンガ=エボカの藪蚊』
下位の攻撃術でアウンズの蠅の群れと同様、小石の様な瘴気の粒を任意の方向に向かって放つ。
攻撃方位いがい制御できないが、一定の範囲に瘴気が着弾する。
位置のはっきりしない敵のあぶり出しや、詠唱妨害など多用される。
『ペイオンズの死光の盾』
中位の付与術で対象に魔術防御を付与する、魔術や物理攻撃を妨害しその威力を大きく減衰する事ができる。
『ヤリンガの沼の白蝋屍体』
中位の召喚術で身長二メートルを越える巨大なずんぐりとした人形を飛び出す、灰色のところどころに青と緑が混じった粘土の塊に見える。
また麻痺系の毒を持っている。
『ガイナックの朽木の巨人』
中位の召喚術で腐った巨木の巨人を呼び寄せる。
『ガンガブルの黒き縛め』
中位魔術で、対象を取り囲む様に瘴気が物質化した長い布が現れ全身を拘束する、ただし破壊する事は可能。
『バランガの死影の追跡者』
中位魔術で、広範囲を探り不死者を正確に探知する事ができる。
『顕現せり生者の表に潜むもの』
特殊な中位魔術で、生き霊をその主の元に呼び寄せる、離魂病や夢遊病の治療に使われたり尋問などに利用されると言われるが非常に使われる機会が少ない特殊な術式。
『夜の徘徊者』
中位魔術、姿の見えない夜の暗殺者を召喚する、破壊されるまで追跡を止めない、ただし日の光を浴びると滅びてしまう。
瘴気が集まった粘り気のある透明な液体の様な体をしている、中にある小さな核が本体。
『ラーバルの堕落せり真鍮人形』
上位魔術で、黒い針金を編んだ様な姿の不気味な人形を呼び出す、四本の手に二本の剣と盾を装備している凄腕の魔界の剣士、真鍮とは名ばかりでその針金は黒光りして輝く。
魔界の工房都市ラーバルの衛兵として職人達に作られた。
『グラリア王の微睡みの眠りの庭園』
極めて広範囲な制圧エリアをもつ睡眠魔術、地域そのものを制圧できる極上位魔術。
『ミンサガの死竜スヴェトラゴルスク』
上位魔術で、魔界の死竜スヴェトラゴルスクを召喚する
『キンドゥの多眼の六腕愚人』
上位魔術で、魔界の都市キンドゥの傀儡の衛兵を呼び出す。
身長六メートル程の巨人で三本の黒い太い足に頑丈な巨大な樽の様な胴体、そして六本の巨大な腕が胴体の周囲に生え、丸い頭に赤い目が頭の周囲を取り巻くように幾つも輝く、それと同じ赤い目が樽の様な胴体にいくつも散りばめられている。
頭が弱く怒りだすと敵も味方も見境ないため魔界の大君主に黒き砂漠に追放された。
『吠え猛るシャハナバードの黒き棺』
上位魔術で、滅び去った魔界の大君主シャハナバードの黒き棺を呼び出し、その棺に満ち溢れた死光を解き放つ、有効射程上に存在する総ての物質を無に還す。
『魔の眷属ラーベルの護持の盾』
上位魔術で、魔界の守護者ラーベルの盾の力を借りる術、大きな耐久力をもち損害を吸収してくれる。
『砂塵の冥王塵に還りしラバトの宣告』
上位魔術で、魔界の砂漠の冥王ラバトの力を導く、瘴気の力場が旋回する漆黒の砂嵐の球体を成しその場を侵食崩壊させてしまう。
『ティグリカの七人の死の捕縛人』
極上位魔術で、魔界の裁判所ティグリカの七人の黒き小人の捕縛人を呼び出す、彼らの招集に応じるのは死を意味する、彼らは巧みに連携し戦いその手には強力な捕縛道具を持つ、それは精霊変性物質の武器の攻撃にすら耐える事ができる。
『パンゲアの狂えし女王の狂花の花園』
上位魔術で、強力な幻覚結界、幽界帰りのベル達ですら超感覚以外は当てにならなくなる。
『奈落の神酒、辺土の聖餐、貪欲なるタルタルイの波濤』
極上位魔術で、奈落の生ける神酒を呼び出し、敵をその供物として捧げる、まるで巨大な津波の波濤のように敵に襲いかかり総てを飲み込んでいく。
◇無属性術
分類できない精霊がすべて放り込まれている、効果は全般的な術が多い、また術のイメージの固定化が困難な為に術式回路の構築に多くの負担がかかる物が多い。
特に強力な上位の術には精霊女王の名を冠する術が多い。
『精霊の深き眠り』
中位の睡眠術で大型の動物にも効果がある、また簡単な衝撃では目が醒めない上に効果時間も長い、効果範囲が狭いのが弱点だが長所にも成り得る。
『精霊女王の天幕』
上位の隠蔽術で一定範囲の対象の姿を隠す事ができる、また全属性の探知術からも隠蔽する事ができる上、音や臭いなども完全に遮断できる強力な隠蔽魔術。
【おまけ】
ベルサーレ=デラ=クラスタ
モデルはイタリアの女優Sara Cardinalettiを15歳に若返らせる、画像でググると幸せになれる。
素材が良いのにいろいろ残念な事になってしまったお嬢様。
https://www.listal.com/viewimage/17000542
テヘペロ=パンナコッタ
名前はスイーツから来ている、本人はドラゴンズクラウンのソーサレスを太ましくさせた感じ、かなりの美女だがあと体重が7キロ痩せていればと悔やまれる人、だがそれが良いと言う男も多い。
長旅で鍛えられ筋肉質で体力もある、その上に脂肪が乗っている。
良家の生まれで甘いものが好き、百戦錬磨の戦いの鬼で頭も切れる冷酷非情な炎の魔女、だがどこかお人好しで人情もある。
エルヴィス=コステロ
名前は実在のミュージシャンからきている、だが本人には似ていない。
ローワン=アトキンソン
ジンバー商会特別班の雑用係長である彼のモデルはMrビーンの主演男優の人、容姿も顔も彼にそっくりである。
ジム=ロジャー
冒険投資家ジム=ロジャーズからきている。
マルチナ=アンドルリーク
クライルズ王国のお姫様、当分出てこないが、褐色系の可愛いお姫様。
最初はマルティナ=アンドリュリークだったがキーを打ち難すぎたのでシンプルにした、乙女ゲーの主人公か重要キャラで出てきそうな名前にしたかった。