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スマイルジャパン

約束(200文字小説)

作者: 日下部良介

「必ず帰って来る!」

 ここに残る彼女に告げて僕は町を出た。


 あの時、何もかも失った。

 家も、家族も、友達も…。


 のんきに海外旅行をしていた。

 旅行先でその事を知ったのは二日後だった。

 急きょ帰国したのだけれど、そこには何も無かった。


 助かった近所の人に慰められた。

「お前だけじゃねぇ。だから、気をしっかり持て」


 あれから5年。

 僕は帰ってきた。

 彼女と共に過ごすために。


「ただいま。帰って来たよ」

 僕は墓標に手を合わせた。

 

 

 


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― 新着の感想 ―
[良い点] おかえりなさい。
2019/11/26 11:06 退会済み
管理
[一言] 最後の一行で全てが覆る展開。 良いですね。
2016/03/13 10:43 退会済み
管理
[良い点] 短い文章の中で、いろんな話しや思いがつまってるのが、 味わい深かったです。 [一言] 肉親を突然、失った喪失感は、もしかしたら、一生背負っておくものかもしれませんね。一緒に生きる ですね。…
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