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「ふーあれから一週間か......」
あれから一週間たった....
今では、男子にだって余裕で勝てるようになった。だが、今のままでは、人としか相手をしないので、魔物たちに通用するかわからない。でも、ここを出るのはもう少し後のほうがいいだろう。だから、今夜は、城を抜け出して魔物を実際に相手にしてみようと思う。
さて、それにはまず城を抜け出さなければならない。普通なら、抜け出すのは困難だが、私には、魔法がある!
その魔法とは、最近生み出したのは、『透明魔法』これは、暇な時に大好きだったアニメを思い出して、暇つぶしとして、作ったものだ。今回、これを使って城から、抜け出したいと思う。
「さーて、皆寝たかな?」
さすがに真夜中なので人はいないが、外には、たくさんいるだろう。
「そっと行かなくちゃね〜。」
廊下に出ると、魔法をかけて、なるべく音を立てずに歩く。音がしたら、さすがに分かっちゃうしね。
....................
「ふー、何事もなくでれた〜!」
何事もなく出れた。ちょっとヒヤヒヤしたけど、よかったー!
さーて、確かここだよね!
そこは、いかにも不気味そうな森だった。
ここは、『魔物の森』と言ってあまり魔物のレベルが、低めのもりだ。
「ここなら、魔物を倒したことがない私でもできるでしょ!」
さっそくその森へ入ってみた。
そこには、スライム?みたいな生物が居た。
確か、スライムは核の部分を壊せば、いいんだよね。そんじゃやってみますか!
『ファイヤーボール』
やった倒した!
その時だった
チロリロリン
頭の中で、音がした。
.......もっ、もしや....これは!
『ステータス』
カサカ • キリエLV3
攻撃力135
防御力138
賢さ137
素早さ140
器用さ136
属性
全属性
ユニーク
(略)
・
・
・
レベルが、上がってる!
やっぱり、魔物を倒さないとレベルって上がらないんだね。さすがテンプレだね!それにしても、一気にレベルが3になったよ。ここもテンプレだね!やっぱり!
なんて、バカなことやってるけど、やっぱりダメだなー。剣は持ってないから、魔法で倒してみたけど、やはり生物を殺すのは、抵抗がある。やはり少し怖い。手が少し震えてしまった。やっぱり簡単に殺せちゃうんだわよね〜。力があるのはいいんだけど、簡単に殺せちゃうと自分で、自分が、怖くなっちゃうよ。
「ハー。慣れなきゃな。これから、いっぱいこんなことが、あるんだから。」
私は、そう思いながら心に誓った。絶対心の強い人になろうと。