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咎人供の悪足掻き(仮題)  作者: 薄氷
序章 生きることは…
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帝都樹界

ハッピーエンドが好きです。ギャグも好きです。でもいざ書くと暗い…ひょっとして病気なのだろうか?


「ここが…」


針が立っていたのは帝都樹界の入口。その近くの看板には『借金にお困りですか?身体を樹界に捨てる前に臓器売りませんか?腎臓…』と書かれている。 死すら他者に搾汁されてるのか…と暗い気分になりながら彼はこれでいいのだろうかと悩んだ。




帝都樹界…そこは道半ばで疲れ果てた者が人生に決着をつけるために訪れる場所。

約半径1000kmの広大な土地は夢半ばに倒れたものの怨念が蔓延っている。この土地を整備しようと考える者がいたが皆何故かそんな話はなかったことになっていた…。


工事会社の社員云く、


「彼処は怨霊なんぞ甘っちょろいもんじゃない。 理の外にいるものが蠢いている。あそこを工事するなんぞ正気の沙汰じゃない。」


と言ったきり口を塞いだ。その場所に何があるのかは行ったもののみ知る…。


シンはそこの入口に立っていた。


(当面の食料と寒さを凌げる服、テント。その他の便利な道具はナイフ以外準備した。でもこれでいいのか?)


流石にナイフはアウトドア店で購入出来なかった。いくら銃刀法が意味を成さない時代でも6歳の餓鬼にナイフは売れないそうだ。…個人的にはマッチもハンマーも子供に売っちゃダメだろと思ったが、売ってくれる手前、あえて言わなかった。まあナイフが買えなくてもあまり問題じゃないが…



今現在必要なことは


1.生活の基盤を作ること

2.孤児院や政府、敵対者から見つからないこと、


この帝都樹界は豊富な自然があるため、当面は狩猟生活も可能であり、余裕があるなら農作業もできる。隠れるにしてもここはうってつけだった。まさかこんなところに隠れる馬鹿はいないと鷹をくくってるに違いない。


つまりシンは樹界で自給自足の生活をしようとしているのだ。


本当にここでいいのか?しかし他に代案もない。


シンは意を決して樹界に身を委ねた…


この決断が後ほど功を奏したが、シンは暫くの間、後悔することになる。




この作品は感情の赴くままに書いています。ちなみに投稿の方法は予約掲載を使っているため。感想が反映されるのに時間が掛かります。

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