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やったぜ。8  作者: 水前寺鯉太郎


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第6話

投稿者:土方のわし 2026年7月6日

 やったぜ。金髪ピアスという名の「最新型・異物」はどうやら入院という名の、一ミリの出口もない「白い隔離深淵」に沈んだらしく、飼っとるダックスフントという名の「動く・高密度ソーセージ(重機)」の世話を、わしが舐めるように一気に引き受けることになったんじゃ。

 二十五歳の不注意で、階段という名の「垂直落下試験」に失敗したツケが、まさかの病室パージ(送り)。わしは現場帰りの、泥と汗という名の不純物でドロドロの肉体で、金髪の拠点マンションという名の密室から、その「卑しいほど長大な低重心フォルム」を、一ミリの隙もなく回収してきたわ。

 鼻を一ミリの隙もなくひくひくさせると、ダックスの短いベアリングから漂う、独特の野性という名の「生の犬臭さ」が、わしのコック時代の「加工肉という名の設計思想」をドバーっと呼び覚ましよる。あぁ~~たまらねえぜ。

 ――あぁー、もうめちゃくちゃや。こいつを散歩(試験走行)させとるのか、シャウエッセンという名の「高圧肉汁・充填ユニット」を喉の奥底へ一気に流し込もうとしとるのか、自分でも一ミリの制御コントロールも分からんようになっとるわ。

 アパートという名の「本拠点(深淵)」へ連れて帰ると、待ってましたとばかりに太郎という名の「先行導入・重機」が、新入りの「生の質感」に鼻を一ミリの隙もなくひくひくさせて、猛スピードで圧入(突進)しおった。「ワンプロ」という名の、無許可・大規模解体工事の開幕じゃ。

 太郎のモコモコした外装と、ダックスの白濁したような長大なフレームが、部屋という名の工区を身悶えしながら暴れ回りよる。

「おい! 暴れるな! 五十五歳のわしの、数少ない緩和構造物ソファという名の出口をハツリ落とすな!」

 ガシャーンッ!

 二匹がもつれ合ったまま、わしのソファという名の「聖域(重要拠点)」に、気が狂う程のストローク(スピード)で激突しおった。

 以前、太郎に舐めるようにハツリ落とされてボロボロだった箇所から、白濁したスポンジ(中綿)がドバーっと再噴出し、ソファの脚という名の「主支柱」がポッキリと全損しよったわ。もう、おえんわ。この破壊の連鎖、一ミリも止められんのう。

「……太郎、お前。自分でお釈迦(廃材)にしたソファの出口(裂け目)を、さらに一気に広げてどうするんじゃ」

 太郎は一ミリの応答(答え)もせん。ただ、ダックスと並んで「生の眠り(システムシャットダウン)」につきおった。汚れ好きの奴め。

 空腹という名の「エネルギー不足・深淵」に耐えかね、わしはローソンという名の「緊急資材補給所」へドバーっと一気に走り込んだわ。買ったのは、やはり「シャウエッセン」という名の、一ミリの隙もない絶頂資材じゃった。

 それからはもうめちゃくちゃや。飛び散った中綿という名の「残骸スクラップ」を卑しく拾い集め、折れた脚をガムテープという名の「応急・補強用テープ」でしこたま養生(補強)してやったわ。

 ――もう一度、静寂という名の、一点の曇りもない「生の夜」を喉の奥底へ流し込みたい。

 折れたソファという名の「仮設ベッド」の上で、満足げに寝息という名の排気音を立てる二匹の「生」を、一ミリの隙もなく舐めるようにスキャンしながら、わしは冷えた黄色いラベルという名の聖水(洗浄液)を、喉の奥底まで一気に煽ったわ。

 

 こんな変態親父と、深夜の「多頭・暴走遊び」、しないか。

 あぁ~~早く、一点の狂いもない修理(修復工事)まみれになりたいのう。

 アパートのゴミ箱の横、白濁したスポンジにまみれて身悶えしながら、一ミリの狂いもなく待っとるぞ。

 

 ――暴走する二匹を一気にホールドする「一時保管用・鋼鉄製コンテナ(ケージ)」をしこたま持って来てくれる奴、おらんかのう。

 

 土方姿の泥にまみれたまま、55歳のわしは今夜も、二匹の犬という名の「生の暴力」に、ドバーっと振り回されるんじゃ。

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