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零の世界  作者: GT
パート1
13/20

パート1 13

「···ん?何かあったんですか?」

「なんでも、案内所に賊が入ったらしいのよ。お客さん運がよかったね、そんときいなくて」

「強盗目的か何かですか?」

「それがね、何も盗らずに出てったんだって。人捜しの女ってウワサさ」


 宿屋に着いてカウンターにいる体格のいいおばさんと話していた零は、ロビーにいる人たちの話題が案内所の話で持ちきりだったことに気付き、尋ねた。

 話の中ではナンでも、細身の女一人がその場にいたハンターの男女二人をなぎ倒し、ウェイトレスや受付嬢も巻き添えにして、男も女も見境なく吹き飛ばしたあげくに、何か情報を聞き出して去っていったというのだった。


 一歩遅ければそれに巻き込まれていたかもしれないと、零は血の気が引いた。

 被害に遭ったのがあの二人だとしたら、場数を踏んでいるであろうハンターたちを吹き飛ばす時点でその者の能力が計り知れず、自分もどうなっていたのかわからない。


 日本どころか地球以上に命と隣り合わせな環境にいることを改めて自覚した零は、自然と全身が強張る。


「さて、お客さん無一文なんだろ?お代は近々でいいから、ここに泊まってきな。部屋は丁度さっき空いた一階のとこ···一番ボロでいいならあるから」

「すみません、助かります···!本当に···!」

「そんな泣きそうな顔しないのっ。男だろっ!」


 おばさんの言葉に零は何度も頷いて、この建物の見取り図を見ながら、説明を受ける。

 言われた通り、通路の奥のワンルーム。

 簡単なベッドしかない簡素な造りだ。

 それでも寝泊まり出来るだけ零にはありがたかった。


「部屋はすぐに案内できるけど···準備が終わっているかどうか。ここは人の出入りがしっちゃかめっちゃかでさ」

「大丈夫です。全然待てますよ」

「そう?トロトロやってたらひっぱたいていいからっ。はいカギ、今行ってもいいし、待つならロビーで待ってていいよ」


 そう言われてカギを渡された零は、少々困り顔でカギを受けとる。

 おばさんに一礼した零は、とりあえず部屋の場所だけ確認しようとカウンターの横から部屋のある通路を進んでいく。

 見てみると、一番奥の部屋の扉が開いていて中から作業をしている音がしていた。


「まだ···だな。邪魔したら申し訳ない」


 部屋の外にはバケツと、簡単な木箱に入っている掃除用具一式が置いてあり、中から手が伸びて雑巾をバケツで絞っているのが開いていた扉越しに見える。

 零は大人しくロビーで待とうかと思い、通路を引き返そうとしたその時だった。

 掃除用具を取ろうとそのスタッフの方が扉から体を一瞬だけ出したその姿に、零はどこか見覚えがあることに気付く。


 三角巾で隠れていた頭だったが、その頭頂部の不自然な膨らみと、その髪質。

 シャツの背中辺りにある特徴的な細長い物体。

 それが腰の辺りから首の下辺りまで伸びていて、隠すようにシャツの中に入っていたのだ。


 気になった零は、部屋に近づいて扉越しにそっと中を覗いてみた。

 するとその中には、どこか見覚えのある風貌の女の子が、一生懸命床を拭いていた。

 子どものようにも見える容姿、だがその佇まいや作業の様子が子どものお手伝いとはまるで違い、ニーラムのような手慣れた手順で手を動かして仕事に励んでいた。


「···あのー···」


 零はそんな彼女に静かに声を掛けてみた。

 すると三角巾の中のそれがピクッと動き、顔をこちら素早く向けたのだった。

 間違いなかった、縦に細長い瞳孔、そして白い眼球。

 人間とは違う、白くて猫のようなフワフワな髪。

 大きな目で零を見たまま、彼女は固まっていた。


「急にすみません。この街に初めて来るものですから、いくつかお聞きしたいことがありまして···」


 零は優しい口調で話しかけたが、その瞬間彼女の目尻にみるみる涙が溜まっていき、床に手をついて深々と頭を下げたのだった。


「申し訳ありません!すぐに済ませますので!」

「いやあの、ちょっと聞きたいことがあるだけで」

「何でもします!何でもしますから!どうかご容赦ください!お願いします!!」


 頭を下げ続けた状態で、涙声になりながら叫ぶようにそう言う彼女。

 その際に三角巾が少しズレて、隙間から獣耳がピョンと飛び出したのだった。


「···やはりあなたは、獣人の方···」

「申し訳ありません!!ごめんなさい!お見苦しいものを!このことはどうか!どうかご内密にお願いします!何でもしますから!」


 ぶるぶると体を震わせて、頭を下げ続けるだけで目を合わせようとしない彼女に、零はどうしたらいいか迷った。

 その声色からは恐怖しか読み取れず、状況からおそらく人間に対してのそれと見て間違いなさそうだった。

 何を言っても聞き入れそうになかったが、望みを掛けて彼女に尋ねてみることにした。

 

「···ニーラムさんをご存知ですか?」


 零のその一言に、彼女はゆっくりと頭を上げるのだった。


「お客様···ニーラムをご存知なのですか?」


 同じような質問を返されてしまった零は、彼女の質問に頷いて答えた。

 その途端に彼女の目から涙が静かに流れ始め、手で拭いながら更に零に尋ねる。


「ニーラムは···ぐすっ···お元気ですか?」


 まったく予想しない質問だったのか、感情が溢れ出していた。


「はい、とてもお元気そうでした。そして、私を救ってくださいました。命の恩人です」

「そう···ですかぁ···ぐすっ···、よかったぁ···」


 普段溜め込んでいるものが相当あるのか、涙が止まらない彼女。


「見ず知らずの私に、美味しいパンをご馳走してくださいました。とても親切な方で、お弁当まで持たせてくれたんです」

「そっ···かぁ···、変わらないなぁ···ニーラム···」


 溢れる涙はその意味を変えて、ニーラムを想う嬉し涙に変わっていくの感じた零は、ゆっくりとしゃがみこみ同じ目線へ体勢を変えて、優しく語り掛けていく。


「ニーラムさんは、村のみなさんやご家族に会いたいとおっしゃっておりました。きっとあなたにも会いたがっていると思いますよ」

「そうだと···いいなぁ。···そうなんだ、元気なんだぁ···ニーラム」


 彼女の口元に笑みが溢れ始める。

 それを零に見られるのが恥ずかしいのか、必死に手で口元を覆いながら、すみません···と小声で言い、顔を少し背ける彼女だった。


「あの···お客様、私を見て何とも思わないのですか?」


 恐る恐るといった口調で、彼女は零に問いかける。

 零の表情を伺いながら、雑巾をギュッと握り締めて不安げな顔をしているのだった。


「そうですね、特には何とも。···やはり、こんなことを言うのは気が引けるのですが、街ではあまり良く···思われていないとか···?」

「そう···ですね。あの···はい···」


 零もあまり相手を傷つけないように注意を払いながら聞くが、やはり本人から語られるその実情に、これがこの街の常識なのだと思い知らされる。

 日本ではあまりない極端な差別意識と扱いに、零は目の前のうつむく彼女に向かい、やりきれない思いを抱くのだった。


「···私たちは」

「チップ!!」


 突如廊下から聞こえてきた大きな声に、彼女は目を見開いて雑巾を胸に抱え込む。

 その表情には一瞬で恐怖が浮かび、零のことが全く視界から外れて廊下に目線が釘付けになっていた。

 ドシドシと廊下を歩く音が段々と近づいてくると、開いていた扉が更に開かれてカウンターのおばさんが入り込んでくる。


「あら、お客さんっ。悪いね、こいつがトロトロやってるから、その上着も置く場所ないままで~」

「いや、これは···」

「すみませんおば様!すみません!今すぐ!すぐ終わりますから!」


 彼女は脇目も振らずに、ズレた三角巾も直さないまま、雑巾で床を拭き始め作業に没頭するのだった。


「ったく、獣人のクセしてろくに魔法も使えないんだったら手を動かす!」

「は、はいっ···!」


 おばさんの怒号が飛ぶ度に、震える手付きで床を拭く彼女。

 声が震えていて、それは彼女の人格や権利が無理やり押さえつけられているように見える。

 零の前でそれが堂々と行われていることから、これが日頃繰り返されている当たり前な光景なんだと零は悟った。


「すみません、おば様。今回は自分が彼女に話し掛けてしまったため手を止めたんです。彼女は悪くありません」

「なんだいお客さん、こいつの肩もつのかい?」


 予想しなかった言葉におばさんは腰に手を当てて少し困り顔で零にそう言う。

 零は迷うことなく一言''はい''と頷きながら返事をすると、おばさんはため息をつきながら額に手を当てて首を左右に振るのだった。


「お客さんねぇ、一体どこの人間だい?その考えじゃ少なくともこの街じゃ生きていけないよ。変わりもんだと思われちまう」


 働いている獣人の彼女を見ながら、おばさんはそう言うのだった。

 その口調は大分オブラートに包んだものだというのが言葉の節々から伝わってくる。

 この街では生きてはいけないと、言われた気がしたのだ。


「ま、お客さんはこの街お初みたいだから、今回は聞かなかったことにしといてやるよ。ただ、ここ以外じゃそれ言うのやめといた方がいいね。こいつらに肩入れするのもさ」


 明らかに彼女に聞こえるようにそう言ったおばさんは、そのまま部屋から出ていってしまった。

 

 返事を返さず、掃除を続ける彼女。

 沈黙が続き、零はどう声を掛けたらいいかわからないでいると、外の廊下から騒がしい音が聞こえ始めた。

 物が倒れるような、ロビーのほうで人が言い合うような声も聞こえてくる。


「···なんだ?」

「あ、あの···私が」


 零が廊下に出ようとすると、それを遮るように零の前を通って、廊下に出た彼女。

 不安げな表情でロビーの方向を覗き込んでいた彼女だったが、ロビーに向かって少しか細い声を掛け始める。


「お、おば様ー···?」

「いやぁぁぁぁーっ!!!」


 大きな声と共にロビーの壁に叩きつけられる何か。

 それはそのままその壁にあった椅子の上に落ちるとそのまま眠るように倒れ込み、その手に持っていた電話の受話器が床に転がる。


「お、おば様···!!」


 そう叫んだ彼女がロビーへ駆け出そうとしたが、その足はピタッと止まり後退りするように後ろへ下がるのだった。

 そこにいるであろう何かに怯えるように、彼女はとっさに掃除用具入れの中にあった箒を握り締めて構える。


「大丈夫ですか?チ、チップさん?何かあったんですか?」

「お客様!お部屋の中に!ここは私が!私···が···」


 廊下で何か起こってる。

 状況がわからなかった零だったが、廊下で何者かがこの部屋に向かって歩いてくる足音はわかった。

 それに向かって勇ましく構える彼女だったが、みるみるうちにその声に覇気がなくなっていく。

 顔が恐怖に染まっていき、足が震えだしていた。


「チップさん、中へ。私の後ろに」

「で、ですが···」


 彼女はそう言うが、零は彼女の腕を掴んで部屋の中に引っ張り込むと、匿うように背中の後ろに隠す。

 足音が近づいてくるにつれて、震えているのが零は背中でわかった。


 足音が止まった。

 数秒の静寂が走る。

 息を呑む零。


 そして扉が軽く開くと、その何者かは姿を見せるのだった。


「やっと会えた」


 その姿を見た瞬間、正直零は拍子抜けだった。

 ロビーにおけるドタバタと、何か重いものが飛んでいた様子から、案内所にいたハンターのように防具を付けた屈強な男を想像していたが、目の前に現れたその人物の風貌は180度違っていたからだった。


「···あなたは?ここに来た目的は何ですか?」


 零の質問に、腰に手を当ててたたずむその姿。

 赤い色のコートを羽織りフードを被っていたが、その腰下に見えるのは黒いスーツのパンツ。

 足下の様子から、ハンターとは真逆のスラッとしたスタイルが想像出来る。


「目的?」

「俺たちは、あなたと争う気は無いんです。冷静に話し合いましょう」


 少し低い、綺麗な女性の声。

 フードを取ってコートを脱ぎ捨てると、零と同じようなスーツを着た女が現れたのだ。

 肩の下まで伸びる綺麗な白い髪、その内側は黒色のアシンメトリーな髪の色が特徴的だった。

 スレンダーで高身長の、顔立ちの整った女だった。


「目的、そうね。時間がないから手短に話すわ」


 そして鋭い目付きのまま言い放つ。


「目的は、あなた」


 指の平を上に向けて、零たちを指差すその女性。

 零は、顔を後ろに向けてチップを見る。

 尚も怯えた表情の彼女は、そう言われた瞬間に庇っていた零の腕を振り切り、零の前へと出る。


「も、目的が私なら、お客様には、て、手を出さないでください!わかりましたか!?ほ···箒を持っているんですよ!私は···!」


 震える手のまま箒を前に構える彼女だったが、その女は全く気にすることなく歩みより、箒の柄を掴むのだった。


「今度は私を殺しに来たんですか!?エニージェさんみたいに!!」

「···エニージェ?」


 女はその名前を呟くと、眉間にシワを寄せたまま首を少し傾げていた。

 零も初めて聞く名前だったが、今はそんなことを考えてる場合ではなかった。


「人間はいつもそう!私たちが何をしたっていうの!なんであんなことができるの!?王様と一番仲が良さそうにしていたのに!」

「···ああ、あの獣人ね」


 箒を掴む女の力が予想以上に強いのか、チップは振り回そうと体を動かすがまったくその場から箒が動かない。

 それどころか今にもミシミシと音を立てて折れそうになっているのだった。


「エニージェさんだったらあなたなんて!人間なんて!!魔法であっという間に···!」


 敵わないのがわかっていても、彼女は箒を離さず叫ぶ。

 だが、そんな彼女に女は言う。


「そいつなら生きてる」


 女が言い放ったその言葉に、チップは抵抗するのを止めて、ゆっくりとその女と顔を合わせた。


「···生きてるの?」

「生きてる」

「あの時、処刑されたんじゃなくて?」

「連れていかれただけ、城で生きてる」


 それだけ聞くと、チップは呆然と立ち尽くして、箒から手を離した。

 

「生きてる···エニージェさんが···生きて···」

「ふんっ」


 へたっと床に座り込むチップの横に箒を置くと、彼女には見向きもせずに零に近寄ってくる女。

 片手で前髪をかき上げると、ベッドまで追いやられた零に言うのだった。


「目的は、あなた」

「どういうことですか···?彼女じゃないなら、俺を殺しに来たんですか?」

「違う」


 一言でピシャリと否定すると、女は零の左腕を掴み、コートを脱がせて自身に引き寄せるとその零のスーツの腕を捲る。


「···持って20分ってとこね」

「な、何がですか?そもそも、このカウントダウンは一体何なんですか?この時計も、このスーツも、この世界は何なんですか?」


 零の時計を眺める女に問いかけるが、女は目も合わせることなく、部屋の窓から外を見る。


「説明してる時間はないの。トロトロしてたら···」


 その時、ロビーの扉の鈴が鳴り、人が入ってくる音が聞こえてきた。

 それも一人ではない、甲冑のようなものが擦れる音が複数聞こえてくる様子から、一般人ではないことがわかった。

 

『そのご婦人を介抱しろ。捜せ!ここにいるハズだ!!』


 ロビーから勇ましい女性の声が聞こえてくる。

 複数人が動き回り始め、建物の中は甲冑や防具の擦れる音で溢れる。


 女はすぐさま部屋の扉へ歩みより、扉を閉めるのだった。


「そこどいて」


 女は戻ってくると、チップを壁際に、零をベッドの前からどかす。


「な、何をする気ですか?」


 呆然とするチップと零を尻目に、女は木製のベッドのへりに手をかけると、片手で軽々と引きずり始めたのだ。


「そんなバカな···」


 男二人がかりで何とか運べるダブルベッドを簡単に扉の前まで引きずっていくと、床に置いていた箒をベッドのフレームに引っかけて、ドアノブの内側に挟み込むのだった。

 チップもその光景を唖然として見ていた。

 カギも掛けて扉から離れる。


「これで少しは時間が稼げる。さ、行きましょう」

「い、行くってどこに?」

「この世界から出るのよ」


 その時、部屋の扉がノックされ、外から声が聞こえてきた。


「中にいらっしゃいますかー?城の者です。何か変わったことはありませんか?もしもしー?聞こえますかー?おーい、ちょっとカギ借りてきてー」


 ノックが少しずつ激しくなり、ドアノブが捻られていく。

 つっかえている箒が、扉が開いた瞬間に折れそうだった。


「他にここから出るにはこの窓しかないの?」

「そう···です。で、でも開かないようになっていて···」


 チップが答える。

 部屋の外側に一つだけ設置されているガラス窓。

 調べても取っ手や鍵穴といったものがなく、工具などを持ち要らないと開かない仕組みになっているものだった。


「···そう」

「カギ開けますねー、失礼しますよー!···いた!いたぞー!!一階の奥の部屋だぁー!!」


 扉がつっかえてる中、力ずくで外から扉を引っ張ったのか、扉が少し開いて城の警備官の声が大きく響いたのだった。


「チッ···しつこい奴らね」

「あんた、何したんですか。こちらまで巻き込むような真似をして」

「説明してる時間はないの」


 部屋の扉の外には続々と人が集まる音が聞こえ、扉を蹴破ろうとするような激しい音が聞こえてきた。


「奥には開かない!何かつっかえてる!!」


 女は扉を一目すると、着ていたコートを脱いでチップに覆い被せるように投げるのだった。


「あなたも」

「おおっと···」


 零も無理やりコートを脱がされると、女はチップに向かって投げるのだった。


「預かっておいて」

「んむむ···!」


 コートを被った彼女は中でモゴモゴと動いている。


「行くわよ」

「行くってどうやって?」

「窓から。飛んで」


 扉から箒の折れる音がして、扉が少し開かれるが、まだ箒が上手い具合に半分引っ掛かり完全に開かない。


「窓から逃げる気だっ!!追えー!!外だー!!」

「ついてきてっ!殺されるわよ!」


 そう言った瞬間女は窓へと走り込むと、窓に飛び付いて突き破っていった。

 ガラスが砕ける音と共に、外に窓の残骸が飛び散っていく。


「冗談じゃないぞ···!」

「開いた!行けっ!逃がすなー!!」


 扉が完全に開かれ、床でコートを被ったチップには目もくれず、甲冑姿の警備官たちがベッドを乗り越えてなだれ込んでくる。


「ちくしょう!」


 零も女を追いかけるように、窓から外に飛び出していくのだった。

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