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プロローグ ティータイム・ミステリー
この作品は連載です。時々残酷描写が入る可能性がございます。苦手な方はご遠慮ください。
――『ティータイム・ミステリー』
これは、とある町で古くから伝わる噂だ。紅茶専門店『ティータイム・ミステリー』で自分の望み――例えば、金持ちになりたい、人気者になりたい、死んだ恋人にまた会いたい――を店員に伝えるだけでその望みを叶えるオリジナルブレンドを用意してくれる。
――しかし、注意しなくてはいけないことがある。
それは2つ。1つは「出された紅茶は何が何でも店内で飲み切ること」。もう1つは「一度飲み始めたら毎日必ず最低1杯はその店で紅茶を飲むこと」である。
それを破った者の行く末は――
――誰も知らない…
多くの人々はただの噂だと思っている。でも、『ティータイム・ミステリー』は実在する。どうあがいても努力を重ねても叶わない望みをもつ人だけがその店に辿り着き、――
――1杯の紅茶という悪魔の取引をすることができるのです。
※この物語はフィクションです。




