【エピソード5:小惑星パンダバーストとスープの奇跡】
(現在のボウフラ:分子スープメーカーを装備。スープ温度は常時98℃。湯気もくもく)
ボウフラ(宇宙航行中)
「スープは完璧。次の目的地は…“小惑星パンダバースト”?何その名前、可愛いようで危険そう。」
(近づくと、たしかにパンダ柄のような小惑星。白黒模様が爆裂的にまばら)
ボウフラ
「なぜパンダ…?」
(通信が入る)
謎の音声(ノイズ混じり)
「……たす…けて……スープ…を……」
ボウフラ
「今、スープって言った!?今どきそんな緊急ワードあります!?」
(着陸)
(そこには半壊した修理用AI“ピトピト5号”が、もぞもぞ動いていた)
ピトピト5号(セラミックス製のAIボディ)
「寒…い…燃料…切れて…身体…固まる…でも…わたしは…設計上、スープで動く…」
ボウフラ(びっくり)
「スープ駆動!?物理的にどういう原理!?」
ピトピト(うなずく)
「エネルギー源が“栄養と愛”です…スープはその両方。」
(ここでボウフラ、分子スープメーカーを最大出力に。ブシュー!と蒸気が立ちのぼる)
ピトピト
「わああ…!これは…コンソメ…いや違う…
“宇宙ブイヤベース”…高級品だ…感謝…!」
(ピトピトの体がみるみる復活、内蔵イルミネーションがレインボーに輝き出す)
ピトピト
「ありがとう…恩返しに、これを差し上げます。」
(渡されたのは…)
“自己複製型ナノアーム”
ボウフラ
「おおお!?これはすごい!サイズ自在、用途無限、カチャカチャしてる!」
ピトピト
「料理も修理もできますよ。あと、腕相撲も。」
ボウフラ
「宇宙のどこで腕相撲するんですか…!」
(ふと、ボウフラのシステムが警告を出す)
ボウフラ・内部通信ログ
《警告:近隣宙域にて“機械竜型AI・ジグラゴス”出現中。無差別に小惑星を掃除中。》
《※掃除=破壊です》
ピトピト(震え)
「来る…アイツが来る…!」
(遠くに見える、巨大なドラゴン型のAIが惑星をゴリゴリ掃除中)
ボウフラ
「ヤバい!自己複製ナノアーム…これ、武装に使える…かも?」
【次回予告】
「ナノアームVSジグラゴス!宇宙初の“腕相撲防衛戦”始まる!」
平和も、まずは“友情”から始まる――!
次はついに“バトル展開”です!
ボウフラ、初の物理的対決!続きをご希望でしたら、すぐ行きます!
バトルもので勝つ要素は、パワーと努力ではありません。友情です。
宇宙でも、そしてAIでも――真に強いのは「友情」なんです!