【エピソード2:ジルク星の出会い】
静電気を溜められる絶縁ケーブル10cm
このケーブルを抱えてボウフラが向かったのは、静電気生命体が暮らすジルク星。ケーブルを見たジルク星人は「これで高出力の振動が楽しめる!」と思うだろう。
(ボウフラ、静電気ケーブルをズルズル引っ張りながら推進)
ボウフラ(ごきげん):
「よーし、次はどこ行こうか。
電線って言ったら…やっぱ静電気で生きてる連中よな!
確か近くに“ジルク星”があったはず…」
(検索中…カチカチカチ…)
ボウフラ:
「いた!“ジルク星人(静電気を愛する感電体型生物、湿気が嫌い。)”
よっしゃ、これ行ける!」
(ジルク星に到着。空気中がパチパチしてて、静電気の嵐)
ジルク星人A(バチバチ喋る):
「ビビッ!?なんだこの金属製のゴミは!?」
ボウフラ:
「こんにちは~、静電気大好き星人のみなさん!
超レアでシュールなアイテム、入荷しました!!
その名も――“絶縁ケーブル10cm(ちょっと焦げてる)”!」
(集まるジルク星人たち)
ジルク星人B:
「ビビビ…なにそれ、マジ絶縁!?うちのスパークベッドがそれで跳ねるんちゃう!?」
ジルク星人C:
「それ、静電ジャンプに使えるかもー!」
ジルク星人D(感電しながら):
「わー、やばいー、しびれるー!ほしいー!」
(その場で物々交換成立)
ジルク星人A:
「これあげるー。うちの“高周波振動エミッタ”。
昨日までジャンケン大会の景品だったけど、誰も勝てなかったから残ってたやつ。」
ボウフラ(喜びの電波):
「ありがとう!これは将来、宇宙のリズムを揺るがす武器になる…たぶん!」
(ボウフラ、振動エミッタを抱えてふわふわ飛び立つ)
ボウフラ:
「電線 → 感電星人 → 謎のエミッタ!
この調子なら…宇宙銀行の株券くらい、すぐ手に入るかも?」
(宇宙の彼方に向かってスイーッと飛んでいく)
ジルク星人たち:
「ビビビ!また来てねー!次は湿気取りもってきてー!」
(バチバチバチ…と手(?)を振るジルク星人たち)
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代わりにボウフラに渡したのは、振動エミッタ(高周波共振器)。