表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1話 平凡の勇者?!

勇者に憧れている少年が勇者になるまでのお話です。

学校のチャイムが鳴った。

「ああ~疲れたあ~」

そうつぶやきながら背伸びをする一人の中学生がいた。


背伸びをしてリラックスする中学生はいつも平凡な日々に飽きていた。

だからいつもアニメの中の勇者に凄く憧れていて転生して勇者になりたいと強く願っていたんだ。


そんな中学生のいつも通りの帰り道。

いつものように学校にスマホを持ってきてはいけないのにも関わらず、いつも通り持ってきて帰りの下校中にいつも歩きスマホをしながら帰っていた。

そう、信号無視をしてきた車にも気づかずに。


スマホをながら音で車が来ていることに気が付いた中学生はあたりを見渡した。

その瞬間車が信号無視で来ていることに気が付いた中学生は心の中の言葉が漏れ出て言った

「嘘だろ・・やばいって・・」

気づいた時にはもう遅かったのだ・・


ドン!!!!!!!!!!!!! ガッシャン!!!!!!!!!!

あぁ・・・・僕何やってるんだろう??目が・・回る・・・もうだめかもしれない・・





  ~~~~~~~~~          ~~~~~~~        ~~~~~~




「嗚呼・・ 壁・・ 天井・・・・ 白い・・・」

僕は意識がぼんやりしている中、あたりを見回した。 




「君よ」


「え?!」


そう話しているおじさんがいた。僕はいきなりで凄く驚いた。


「自己紹介が遅れたね。私は君たちの世界を作った神だ」


「は?は?」

僕は何が何だか分からなくなった。頭が追い付かなかった。

だって本当に神様がいて、神様に会えたこと、そしてこれが現実なのか夢なのか・・・

そう迷っている間に神様が口を開いた。


「君は何があったか覚えているかい?」

そう神様がおっしゃり僕は思い出したんだ。

そう、僕が車に轢かれたことを


「そうだった・・僕は車に轢かれたんだ・・」

僕はまだ14歳なのに歩きスマホが原因で死んだんだ・・そう思って凄く悲しくなった。

もっと人生を楽しみたかった。色々なことを知りたかった。そう強く思ったからだった。


神様はゆっくりと僕に伝えてくれた。

「そうだ・・ 君は轢かれた。そして死んだ・・」


僕はやっぱりか・・そう思いながら泣きそうになった・・


僕が泣きそうなところに神様が笑いを隠しながら口を開いた。僕は神様が僕の死を笑っているのが凄くムカついた・・


「君は・・気づいていないのかもしれないけど、パワーショベルに轢かれたよwwww」


「へ?」

僕は信じられなかった。そして驚いた。


「君は轢かれたのが車だと勘違いしているけどパワーショベルに轢かれたんだよ。私は何億年っていう長い年月神様をやっているけど、パワーショベルに轢かれて死んだ人間は初めてだ」

僕はその一言を聞き笑ってしまった。


「神様www 僕パワーショベルに轢かれて死んだんですか????www」

「そうだw」

流石に僕は笑ってしまったのだ。


 ーーーーー    ------             ーーーーーー    ーーーーー


神様はなにかを思い出すように話し始めた。


「そうだった。君は死んだあとどうしたいとかあるかい?」

僕はそれを聞かれて一番初めに思い浮かんだこと。それは小さいころからの夢だった”勇者になること”だった。僕はせっかくの機会だし一か八かで神様に言った。


「神様!僕勇者になりたいです!」

神様は思ってもいないことを言われ驚きを隠せていなかった。


「君は勇者になりたいのかい?今までの世界に戻らずに」

「はい!」

僕の決意は凄く硬いものだった。


「そうか。わかった。ただしもう少し細かい理由やほかにもお願いがあったら教えてくれないか?」

「はい!僕はとにかく勇者になりたい!すぐにでもなれるような実力が欲しいです。理由は本当に憧れだった。それに限ります。欲を言っていいなら、剣術、武術、魔術、気術がある世界で全てを組み合わせて使える天才の勇者になりたいです」


僕は今までの思いを込めて伝えた。


神様は僕の目を見つめて言った来た。

「そうか。すべてを受け入れよう」


僕はめちゃくちゃうれしかった!これから異世界生活スタートだ!そう感じたのだ!

「神様ありがとう!勇者に絶対なります!」


神様は笑顔で返してくれた。

「そうだな。勇者になってくれ」


そうして異世界に僕は転送されたのだ。

次回

異世界に転送された後の話。初めての魔物討伐?!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ