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73.鍛冶場8

誠一さん、武器ゲット!

「アル、これにしろよ、ソードブレイカーがいいよな。

アルなら扱えるだろ。かっこいいじゃん」

あほう、相当な鍛錬が必要になろうだろうが。

鍛錬に時間の要する武器は避けたかった。


「アル、これは、戦棍なんてどう?

頭部の形状が変わっているし、

これならさしたる技術がなくとも使えるし」

おっおう、この娘、エスパーの称号でも

持っているのか、人の悩んでいることへ

的確に答えを出してくる。

確かに頭部の形状が一般に流通しているものに

比べると歪であった。

そして、メイス全般に言われていることであるが、

単純に叩きつけるだけの武器で

扱いに大した技術を要さなかった。

しかし、刀剣に比べて、破壊力は絶大であり、

鎧を纏った者たちには脅威の武器であった。


「おおっ流石はリシェーヌ様、お目が高い。

打突部を7つの形状に分けてあります。

とある世界の伝説のメイスとの啓示を受けました。

そのすみません、鍛冶技術が低いため、

伝説のメイスのような能力までは再現できていません。

アルフレート様、どうぞ」


あれっ?なぜかリシェーヌが話したことで、

この武器を頂くことになっている。

最早、ラッセルさんはリシェーヌの信者だなと

誠一は心の中で思った。

実際のところ、手に持つとしっくりとして

なじみ易そうに感じたために誠一はこれを選択した。


「ヨークさん、ラッセルさん、

ありがとうございました。

そろそろ、戻る時間ですので」

誠一が挨拶をした。

「ふん、そうか。お前らにこれをやる。

使うも売るもお前ら次第た。今日の礼だ、受け取れ」

刃に美しい紋様が浮かんでした。

そして、柄の部分には、宝石が埋め込まれていた。

宝石の色は3つとも異なっていた。


「ヨークさん、ご無理を言って申し訳ありませんが、

もう一つ頂けないでしょうか?

これと同じ短剣を売って頂けると助かります。

ここに来られなかった仲間がもう一人いるから」

リシェーヌが頭を下げた。


「おまえらの小遣いで買えるような品物ではないわ。

いいだろう、もう一本、くれてやる」

ヨークとラッセルはちらりと意味ありげに誠一へ

目を向けた。


その意味を理解したが、誠一には

どうすることも出来ないことであったために

誤解されたまま、話がおかしな方向に

進まないようにラッセルに伝えた。

「すみません、僕は廃嫡されていますので、

ご期待に沿うことはできません」


「いやいや、何を言っているのかな。

そんなつもりはもうないよ。

あるわけないよ。当然じゃないですか。

君たちがそんなことに気を回す必要は

ないから、本当にね」

明らかに挙動不審なラッセルだった。


そして、ヨークは軽くため息をついていた。

「まあ、良い。最後の一本はおまえらの出世払いだ。

魔術院を卒業できたなら、十分に期待できそうだしな」


3人が深々と頭を改めて下げると、

ヨークは恥ずかしいのか、大笑いしながら

鍛冶場に戻っていった。


「ラッセルさん、モリス商会には伝えておきます。

腕のいい鍛冶師と出会ったことを」

誠一は去り際にラッセルに伝えた。


「よろしくお願いいたします。

正直、売り上げは厳しいので。

それと先ほどの短剣は、師匠が趣味で丹精を

込めて製作したものです。

それなりに価値のあるものですので、大切にしてください」


お互いに別れの挨拶を交わして、3人は宿に戻った。


杖に近い武器!うーん、伝説の聖剣とかをもって欲しいですね

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