表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

168/950

168.閑話 とあるスーパーでの情景4

一躍、話題の人!

千晴さん、有名人になるっ!

上位魔人討伐とオニヤの出現情報で

瞬く間に多くのチャットルームが立ち上げられていた。

モニターの前の清涼は、その情報を読むと、

あり得ないほどに顔を歪ませていた。

震える手を何とか制御しながら、チャットに

書き込みを行った。


「佐藤さん、本当みたいだね。

ところでオニヤはパーティメンバーなの?

それとも限定なのかな?」

清涼は動揺を悟られぬように千晴から

情報を抜き出そうとしていた。


そんな駆け引きなど、全く思いもよらない千晴、

正直に全てを書き込んでいた。

「さあ、知らない。いつの間にかパーティーにいたけど。

今のところ、アルフレートやその弟ラムデールの

指導的立場というか、先生って立ち位置みたい」


「じゃ、イベ限定なんだね。

千晴、引き抜いてもいい?」

莉々子は念ため、確認を千晴にとった。


「いいというか、どういう経緯で

一緒に行動してるか分からないし。

大丈夫だと思うけど」


その文章に清涼はニヤリとした。

居場所も分かったし、ゲームの素人の佐藤なら、

莉々子を出し抜いて、自分のクランに

引き抜くのは容易だなと判断した。

気ままな剣豪のことだ、いついなくなるか

分からないと思い、クランから監視のために

数人出すことを決め、早速、指示を与えた。


莉々子も清涼もオニヤを引き抜くため、

チャットどころではないと思ったのか、

挨拶もそこそこにチャットルームから、抜け出した。


別のチャットルームにて。


「おい、莉々子。今回は俺に譲ってくれ。頼む。

代わりにイベントクリアーに協力するから」


「まあ、いいけど。

でもあのキャラって、いついなくなっても

おかしくないから、時間と労力に見合った価値があるかしら」


「そこは俺の持っているアイテムでどうにかするから。

確か噂ではレア度は低いらしいから、アレが使えるんだよ」


「もしかして、隷属の鎖?やめといた方がいいと思うけど。

オニヤを怒らせたら、とんでもないことになるわよ。

知ってるでしょ。あのクラン崩壊の話」


「あんなの眉唾もんの話だろ。

そもそもあんなクランが存在したかもあやしいだろ」


「確かに初期の頃の話だしね。

無数の神話級のアイテムにSSR×5、UR×10、LR×6、

スーパーレア以下は数知れずの廃課金者のクランを

崩壊させた話だよね。確かにあり得ないわね」


「まっ、佐藤さんに悪いけど、オニヤは頂くよ。

それにしても佐藤さんはどんだけ幸運値が高いんだよ。

上位魔人撃破にオニヤゲットとか、あり得ないだろ」


「確かにね。ちょっと驚きのペースだよね」


二人は情報交換を終え、それぞれのクランを

動かすためにチャットルームを抜けた。


裏で動く清涼と莉々子!

っても悪いことはしないですよー


読んで頂きありがとうございます。


すみません、明日の更新は出来そうにないです。


仕事でヘロヘロなのだー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ