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アマリリス5歳

アマリリスが転生して5年の月日が経った

5歳ながら両親の美貌を受け継ぎ薄紫の髪に緑の瞳で巷では美少女と言われる

が、毎日剣術、魔法、領地見廻り、畑仕事、挙句に魔物退治まで

泥んこになりながら日々精進を続けるスーパー5歳児

横にはいつも一緒にいるダーリンの妖精王が溺愛中

5歳児がなんで畑仕事までするのか?って

そりゃ将来我が子に領地譲るなら豊かな領地渡したいし、我が領民ならみんな幸せにしなきゃ

時期領主自ら働かないでどうするのよ

領民愛は領民にちゃーんと伝わっていりから

領民からは

「お嬢」

と愛を込めて呼ばれている


「アマリリス〜!」


あ!母様だ!

とっとっと

5歳の短い足で頑張って走る


「今夜のパーティ覚えてますか? 

そろそろ帰って身支度しなきゃ 

リマリアが泣きそうになってましたよ」


「今から帰ります」


今日は5歳の誕生日パーティだった

泣きそうになってるリナリアは私専属の侍女

私について来れる体力のある、女子力強い15歳の女の子

お出かけの時はいつも可愛くしてくれるの


「お嬢!誕生会楽しんでなぁ」


「おめでとう」


「また明日ねー」


領民たちからそれぞれの挨拶


「みんな、また明日ねー」


返事しながら母とお屋敷に帰る


「アマリリスお嬢様! やっと帰ってきた」


うっすら涙顔でマリアのお迎え


「ただいま」


笑顔で誤魔化す


「今からお支度しますからね!」


お風呂からマッサージ 髪型を整えて両親からのプレゼントのドレスを着る

フリフリは好きじゃないから前もって落ち着いたドレスをお願いしていた


「愛しのアマリリス 我からの贈り物だよ」


妖精王からの5歳の贈り物

妖精王自らネックレスを付けてくれる

深い赤のレッドダイヤモンドのネックレス、人間界での価値は王宮2個分くらいかな?


「ありがとう!!」


カルミアに飛び付きお礼の言葉とホッペにチュした


カルミアは真っ赤になっている

私にだけ見せる可愛い顔

愛しの旦那様 これからもよろしくね





3 誕生日パーティ

家族だけの誕生日パーティと思っていたら、なんだかわらわら人が入ってくる


「母様、どうして沢山の人がいるのですか?」


「ごめんね アマリリス 

国王陛下がお祝いに来るって言い出して 

そしたら他の方々も招待してくれって言い出して 

こんな事になっちゃったの」


母様と父様は申し訳なさそうにしている

国王から言ってきたなら断れないよねぇ


「ご挨拶したら良いですか?」


「「ありがとう アマリリス」」


両親の声がハモった


嫌がってパーティ出ないって言うと思って困ってたんだよね きっと

でもちゃんと大人な対応しますよ 前世ではアラフォーの女でしたから


まるで主役の様に座ってる国王一家

国王 王妃 見た目ばかりの3バカ王子達

俺様か!! ここは我が家で今日は私が主役なんだけど

旦那様の顔にもいかりマークが 

まぁ仕方ない。 大人の対応で挨拶するか


「はじめまして。  

アマリリス・フォン・フラワーガーデンです。今日はお越し頂きありがとうございます」


5歳児の立派すぎる挨拶に大人達は目を大きくしている

びっくりするよねー

5歳児の大人な挨拶


「アマリリス嬢、誕生日おめでとう。

お!可愛らしい赤いガラス玉のネックレスだな。よく似合ってるぞ!

俺からもプレゼントとして息子達の誰かの婚約者にしてやろう どの王子が良いか?」


国王はニンマリしながら嬉しいだろって顔をした


「「「!!!」」」


誰もが驚いて口が開いてる


2人を除いて


1人は妖精王でアマリリスの旦那様

この世を滅ぼしそうな顔面


もう1人はアマリリス 笑顔で


「お断りします 要りません 私には愛しの旦那様がもう居ますから」


アマリリスもニンマリ


アマリリスから愛しの旦那様と言われたカルミアも嬉しそうな笑顔 いや デレデレか


「「「!!!」」」


今度は国王一家も口が開いてる


「はぁ?旦那様? アマリリス嬢は5歳だろ? どういう事だ!?」


驚きの後の激怒


冷静に居られないって国王の意味ある?

ダメ国王?


「シーマ アマリリスが生まれてすぐ話しただろう アマリリスの夫は精霊王だよ。

それにさっきガラス玉って言ったけど、アレは精霊王からの贈り物でレッドダイヤモンドだ…」


父様が国王の問いに応えた


父様は国王と幼馴染だから名前で呼ぶのを許されている


「「「!!!」」」


5歳児が妖精王と結婚と聞いて、5歳児が付けているネックレスが国宝級のレッドダイヤモンドだと聞いて、またまた口が開いてる皆様





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