朝からほんとにかわいいですね!
ブックマーク400件本当にありがとうございます。
佳織が朝ごはんを作ってくれるというので、俺は着替えて顔を洗って寝癖を直し居間に行く。
「あ、先輩。あとちょっとでできるので待っててください」
「わかった」
とりあえず、座って待つか。
それにしても、佳織のエプロン姿かわいいな。
え?なんでエプロンなんか持っているのかって?
それは時々来る母親が料理をしてくれるからだ。トースターや料理器具も母さんが買ったものだ。このまえは確か一週間前に来たっけ。
「せんぱーい。お皿ってどこですか?」
「ちょっと待って」
確かあっちの棚に母さんが仕舞っていたような..........あ、あった。
「何枚必要?」
「2枚あれば大丈夫です」
皿を落さないように持っていく。
「はい」
「ありがとうございます」
なんかこんなことしてると新婚さんみたいだな。とか思いつつ、ついでに箸や飲み物を持っていく。
そして、佳織のほうも用意が終ったみたいだ。
「おお、佳織って本当に料理できるんだな」
「はい。これから毎日作りに来ますね!」
「それは遠慮しておく」
「えー」
「それより佳織の分は?」
「私は食べてきてるので大丈夫です」
朝ごはんのメニューは、トースト、目玉焼きやコンソメスープなど、朝ごはんらしいとてもおいしそうな料理だ。
「いただきます」
「はい。召し上がれ」
お、この目玉焼きおいしい。
あれ結構難しいんだよな。俺は料理全然できないけど、まあ目玉焼きくらいできるでしょ、って思ってやってみたが形がくずれてしまったので結局スクランブルエッグになってしまった。
など思いつつ黙々と食べていると、妙に視線を感じるので、
「そんなにみられると食べづらいんだが」
「えへへ。ごめんなさい。先輩が私の料理を食べてくれているのがうれしくて」
ほんっとにこの子は。いちいちかわいい。
だが、そんな素直にかわいいねとか言えるはずもないので黙々と食べ続けるが、佳織がうれしそうな顔でこっちをずっと見ているので食べづらいことこの上なかった。
「ご馳走様。おいしかった」
「はい!お粗末様でした」
今の時間は...7時45分。学校までは十五分くらいで行けるので、校則である八時半までには余裕があるのですこしゆっくりしてても大丈夫そうだ。
ふぅ。久しぶりにちゃんとした朝ごはんを食べた。いつもはパン一枚だけとかだからな。
「先輩、この人たちが先輩の両親ですか?」
「ん?ああ。そうだよ」
写真を見ている佳織が聞いてくる。
「あとでご挨拶にいかないと」
「いや、別にいかなくていいからね。」
「大丈夫ですよ。両親に未来の彼女です。っていうだけですから」
「なにも大丈夫じゃないよ!?」
母親には決して佳織と会わせちゃいけないと思う。きっと事情を聞いたら思いっきり漫画のネタにするだろう。
「あ、先輩。寝癖ついてますよ」
「え?まじで」
後ろのほうについていたらしい。そして自然な感じで佳織が寝癖をなおしてくれる。
「あ、ありがと」
「いえいえ!」
そんな男子にほいほいスキンシップをとってはだめだぞ。勘違いする子が出ちゃうだろ。
「先輩、今日はちょっと早めに出ませんか?」
「ん?ああいいけど」
何か用事が有るんだろう。俺は特にないので学校に行くそれで準備をして電気などいろいろ確認し、外に出て玄関の鍵を閉め歩き始める。
「佳織、どんな用事があるんだ?」
「え?用事なんてないですよ。先輩とゆっくり通学したかっただけです」
「お、おう」
ほんとになんなんだよ。この子可愛すぎか。
誤字が毎回多くてすいません。
活動報告にアナログですが佳織のイラストはっておきました。下手ですが。
暇だったら見に行ってください。




