第一章 第九話 死体処理
おっふ・・・ここまですごい結果になるとは・・・
結果的にはオーガ達の勝ちだった。そりゃそうだろうな。回復薬で傷を負ってもまた回復して来るんだから、相手からしたら『おまっ!さっき倒したろ!』的な感じだしな。吸血鬼たちに生き残りは・・・・・
いないか・・・情報を聞き出せたらと思ってたけど良いか!オーガ達もスガスガしそうな顔をしているし。今日は宴会的な感じになりそうだな。忘れないうちに
「そうだ、吸血鬼の死体を俺のところに集めてくれるか?」
「はい、もちろんです」
オーガの人たちが嬉しそうに運んでくる。そんなに勝てて嬉しいのか?
「こんな物どうするのですか?」
オーガの一人が聞いてくる。
「処分しとくんだよ。こんな物があってもいやだろ?」
「ではよろしくお願いします」
そういうと向こうのハイテンション組みに混ざっていった。
さてと、これを捕食するか。残りの34人の死体と兎のよう何かを捕食した
《暗視 暗視 暗・・・獲得しました。同スキルが重複したためスキルのレベルが上がります・・・・確認しました。暗視LvMAXに達しました。さらに暗視から闇視へ進化しました。飛行も同じくlvMAXに達しました。重力操作へ進化しました。続いて火属性魔法 地属性魔法 水属性魔法 光属性魔法 闇属性魔法 生命属性魔法 空間属性魔法 を獲得しました。闇属性魔法はlvMAXに達しました。》
なんだかすごいことになったなじゃあ兎の方は・・・・
《強化聴覚を獲得しました。擬態魔兎を獲得。身体強化:足を獲得しました》
お、おう?足がないのにそんなスキルがあってもな・・・・そうこうしているとオーガ達が集まってきた
「「「われら一同あなた様に忠誠を誓います」」」
「ちょっともまってくれ。急に何でだ?なぜだ?無理やりとか一つにつくのが嫌で今回のことがあったんじゃないのか?」
「そうなんですが、あなたは私たちに力を貸してくれた。それなのに我々ができることがほとんど無い。さらにあの回復薬が無かったら今度こそ終わりだったはずです。それを助けていただいたのも事実。そして、これは我々全員の総意です。」
っくそう言われると反応に困るな。・・・・ええぇぇいこうなったらこっちも覚悟を決めてやる!
「分かった良いだろう。ところでお前たち名前はあるのか?」
「いえ普通はありませんよ?」
「そうか、ならお前らに名をやろう」
「いいのですか!?」
そんなに喜ぶことか?まぁいいか
「あぁ、それじゃそこに並べ。」
すごいな全員ここにいるせいか圧巻だな。こいつは村長か。桜色の髪をしているな。
「おまえは桜火だ」
「この桜火よりいっそう忠誠を誓います」
それから五十人の名づけが終わり魔力がかなり少なくなった気がするがまだ確認はしない。次の日にあんなことになるとは思いもしなかったのだ。




