表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兆兆発止  作者: ぱんろう
最終決戦編
99/150

99話:続々と現れる敵

(!あの猫耳…!)

トレイシーは、顔の表情が険しくなっていた。

「ここは私に任せて!あの女は私がこ…いや、倒すわ!」

「何言ってるにゃ?誰一人として、ここから通すわけにはいかないにゃ。」

No.8が人々―No.8はそれをゾンビと呼んでいる―の隊列を整理しながら言った。それを聞いた中原が言った。

「どうやら、簡単な相手ではなさそうだな。」

「お前たちは確実に仕留めるにゃ。」

No.8は冷たく言い放った。すると、トレイシーが返す。

「それはこっちのセリフよ…」

どうも、No.8と出くわしてからトレイシーの様子がおかしい。かなり殺気立っていた。

「おい。トレイシー、やけに殺気立っているな。知り合いか?」

中原が棺を出現させながら言った。

「仇ってやつよ…それ以上は聞かないでちょうだい。」

No.8は笑っていた。

「仇?…何かしたかにゃぁ?」

No.8はしばらく笑っていた後、ゾンビたちに命令した。

「いくにゃ!ゾンビども!まずは第一編成:ゴールドフィンガー!」

ゾンビは規則的な隊列を組みながら、3人に襲いかかる。中原は、棺を出現させ、ゾンビを閉じ込める。

(多いな!ゾンビども!)

トレイシーはNo.8の心拍を下げるため、集中している。しかし、それをゾンビが邪魔してくる。

「くっ!邪魔ね!」

トレイシーに近づくゾンビは、七郎次が倒していた。

「トレイシーさん!こいつらは僕に任せてください!」

「ありがとう。助かるわ。」

トレイシーは再び集中し始めた。No.8は、ゾンビに指示をしながら3人の行動を見ていた。

「コフィンテイカーにハイレッグかぁー。あの女は何を使うんだにゃ?」

倒せど倒せど、ゾンビの数が減ることはない。ゾンビは規則的にやってくる。中原と七郎次は、ひたすらゾンビを狩っていた。


1階部分を探索していた菊千代たちも、五味川茉莉を見つけ出すため、アダムス、五郎兵衛の班と菊千代、智子、久蔵の班に分かれていた。


アダムスと五郎兵衛がしばらく走っていると、2人の人影が見えた。それは、兆能力ファイトクラブに参加していたミスターYとスモーキー石田であった。

「通さないぜ。ここは。」

「マリアンヌ様に手を出す不貞の輩は、俺たちが許さない!」

スモーキー石田が白い煙を発生させた。アダムスと五郎兵衛はそれにむせ始める。また、煙が白いため、前が見えない。

「これは...白い煙を辺りに発生させる『ホワイトスモーク』ですね!」

2人が立ち往生しているところに、砂が飛んできた。

「!砂!?」

2人は、砂が目に入ってさらに前が見えなくなる。また、アダムスには小豆が飛んできていた。

「痛い!痛い!小豆!?」

五郎兵衛が目を拭いながらコレクターを発動して、煙を引き寄せる。すると、砂や小豆を飛ばした犯人たちの姿が現れた。それは、砂かけ婆と小豆洗い…つまり妖怪であった。

「妖怪を召喚する『妖怪召喚士』か…!」

「!妖怪ども!あいつらを殺せ!」

ミスターYが妖怪を使役しようとしたそのとき、煙が立ち込めた。五郎兵衛が反射蒐集壁でミスターYに向けて煙を発射したのだ。

「ぐぇ!前が見えねぇ!」

「島田さん、お互い倒れないように善処しましょう。」

「ああ!敵たちを調理開始といくよ!」

アダムスが紫色のオーラをゆらゆらさせていた。


菊千代らの班では、久蔵が召喚した恐竜・ユタラプトルが、嗅覚をもとに人の多い場所を探していた。

「どうやら、この先に構成員がうじゃうじゃいるらしい。ってことは、五味川茉莉がいる可能性が高いな。」

久蔵がユタラプトルの頭を撫でながら言った。

「わかった!センキューベリーマッチ!行くわよ!皆!」

菊千代が率先して先に進んだ。皆もそれに続く。

しばらく進んでいると、目の前に白い猫が現れた。

「にゃー。」

「かわいい!猫だわ!」

それは、SOCIOLOGIのNo.1・オーベルハウザーが膝に乗せていた猫であった。しかし、菊千代たちはそれを知る由もない。普通の猫だと思い、近づいたそのとき、

「ふしゃー!!」

人間をも恐怖に陥れるような威嚇をした。菊千代は思わず後ずさりした。その猫は紫色のオーラを出現させている。

「嘘だろ…?猫が兆能力を持っているなんて聞いたことがないぞ!」

「それも、レベル3だよ!自分の兆能力を自在に操れる証拠だ…」

久蔵や智子は、驚きを隠せなかった。菊千代は覚悟を決めたようだ。

「かわいい猫ちゃんだけど、敵である以上加減はできないわ。」

そう言って、菊千代はダーツの矢を出現させていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ