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兆兆発止  作者: ぱんろう
最終決戦編
97/150

97話:レオ・オーベルハウザー

「いい名前だな。」

フェルナンド伯爵が口にだす。その手にはレイピアを持っている。

「君に勝ち目はない。私の兆能力『ワールド・イズ・ノット・イナフ』にはな…」

「なんだ…その兆能力は…!」

フェルナンド伯爵は聞いたことのない兆能力に、唖然としていた。

「知っていなくてよい。」

「!」

オーベルハウザーがフェルナンド伯爵に触れようとする。フェルナンド伯爵は危険を察知し、ついに最終奥義を放った。

「レベルΖ(ゼータ)!」

すると、辺りにあったものを消滅させた。フェルナンド伯爵のレベルΖ(ゼータ)、あらゆるものを消滅させる逆念写だ。

「レベルΖ(ゼータ)か。つくづく思う。君を敵に回すのは惜しい…」

「消滅しやがれ!」

フェルナンド伯爵は、オーベルハウザーを消滅させようとする。しかし、オーベルハウザーは消滅しない。

「!なぜだ!」

フェルナンド伯爵は焦燥している。その様子を微笑しながら、オーベルハウザーはフェルナンド伯爵に近づいた。その拳には、オーラを纏っていた。

「君は、いいマリオネットになりそうだ。」

オーベルハウザーによる壱極集中のパンチが、フェルナンド伯爵に炸裂した。フェルナンド伯爵は勢いよく吹き飛ばされる。


一方、建物の正面口では、十兵衛が戦慄していた。

「!」

「どうした?じーさん。」

「フェルナンドが…やられた…!一瞬のうちに!」

「!」

それを聞いて、周囲の人間も驚く。とりわけ、秀助はひどく動揺した。

「あの馬鹿貴族が…?」

十兵衛はしばらく黙り込んだ後、口を開いた。

「こうなったら、交戦は多少どころではなくなるな…まあいいか。」

(テレパシーでどうとでもなるからな。)

(!これは!)

そう、十兵衛が、これまでの人生で面してきた多くの苦難は、テレパシーが解決してきた。十兵衛には絶対の自信がある。

中原が心の中で呟いた。

(…ミスター・リード首都警総監...それなら、もっと早く俺たちにテレパシーのことを教えてくれてもよかったじゃないか...)

(聞こえてるからな。)

「!あはは…」

中原は、ばつが悪そうに苦笑していた。それを笑いながら見ていた十兵衛が、皆の方を向いた。

(これからは、皆離れ離れになる。だから、テレパシーで連絡を取り合おう。とはいえ、私としか連絡できないが…)

その場にいた皆が深く頷いた。それを見た十兵衛はにやっとしていた。

(よし、今のうちに分担をしておこう。川路兄弟は私に同行してくれ。諌山君、アダムス君、五郎兵衛君、智子君、久蔵君は1階を頼む。後の皆は2階だ。)

そして、十兵衛と川路兄弟は建物に向かっていくのであった。

(まずは見張りからだ!善俊君!どこかに狙撃手がいる!)

それを聞いて、善俊はビジョンジャックをした。

しばらく狙撃手を探していると、それらしき人を発見したようだ。

(いました!11時の方向!建物の近くにある小屋から狙っているようです!…妙ですね…視界をズームさせているようです。)

(!それは『ズームビジョン』だ!俺に任せてください!)

善治がそう思って、水を小屋めがけて放水する。狙撃手は思わぬ攻撃に対応できず、そのまま倒されたようだ。善俊が、命中してます!と言った。十兵衛が2人を称えている。

(すばらしい連携だ。)

2人は顔を見合わせて笑っていた。十兵衛は、待機していた他のメンバーに呼びかける。

(構成員の始末はこっちに任してくれ!皆は手分けして五味川茉莉を!さあ、潜入開始だ!)

それを聞いて、他のメンバーも走りだす。ついに、SOCIOLOGIの本拠地に侵入したのである。


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