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兆兆発止  作者: ぱんろう
精鋭暗殺部隊来襲編
80/150

80話:コック・アダムス

「アダムス君!意識が戻ったんだね!」

「炎の矢を放つ技…『フライドアロー』を使ったんですね。」

「まあね。それより、この状況をどうにかしよう。」

アダムスがNo.4とNo.5らを見ながら言った。

「手を出さないでね、No.5。」

No.4が首を鳴らしながらNo.5に言った。

「断る。同胞を殺したお前も敵だ。同胞よ。まずはNo.4から殺れ。」

タギーは姿を消した。

「やれやれ、No.5はそういうところが面倒くさいんだよなぁ…」

No.4は呆れた口調で話しながら、棺を出現させた。一人のタギーが襲いかかってきたとき、棺を開いて中に閉じ込めた。

「どうなっているんですか…」

五郎兵衛が立ち尽くしながら言った。

「なんにせよ、今のうちに逃げよう!」

アダムスたちはその場を後にしようとする。

「No.4、こっちは本気でいくからな。」

「ちょっと待ってよ。彼ら、逃げようとしているよ?」

No.4がちらりと見た。アダムスたちは公園を出ている。

「後で追う。まずはお前だ。」

No.5は食い下がらない。No.4はため息をつきながら言った。

「僕もおいとまするよ。お仲間さんを消してゴメンね。」

そう言ってNo.4は煙幕を使った。辺り一面に煙が立ちこめ、No.5の視界を遮った。

「ちっ。逃げたか!」

No.5は辺りを見回しながら言った。

「ならば…」

No.5はアダムスたちが逃げていった方に向かっていった。

「まずいです!後ろから一人来ています!」

五郎兵衛が後ろを見ながら言った。

「俺に任せろよ!」

アダムスが立ち止まり、振り返る。アダムスは紫色のオーラを発し、弓を出現させる。そして、そのまま矢を放つ。矢は炎を纏い、追いかけてきたNo.5を射ようとしている。

「料理の技術が各段に上がる兆能力『料理之鉄人(アイアンコック)』。だが、その実態は、料理技術を戦闘に応用させることができる戦闘向け兆能力。」

No.5は体をくねらせてかわした。かなり柔らかい体をしているようだ。

「え!なら、これはどうだ!」

アダムスは弓を3本出現させ、一気に射た。しかし、No.5は、それらも体をくねくねさせながらかわした。

「優雅なかわし方!」

アダムスは攻撃するのを諦め、再び逃げ始めた。

「とりあえず、ガソリンスタンドの方に逃げるんだ!あそこなら、首都警察も集まっているはずだ!」

3人はガソリンスタンドの方に向かう。すると突然、後ろの方から炎の弾が飛んできた。

「!」

3人はそれをかわす。

「あれって、パイロキネシスかな!?」

善俊が逃げながら叫んだ。

「おそらく、そうですね。あれだけ洗練された炎の弾を扱えるのはそれだけでしょう。」

五郎兵衛は炎の弾をコレクターで引き寄せながら叫ぶ。

走っていた3人は、着実にガソリンスタンドの方に近づく。すると、今度は雷が落ちてきた。

「!」

「パイロキネシスではない!これは雷之為神だ!」

「さっきのは、間違いなく炎の弾だったけどなぁ…」

善俊が首をかしげながら口を開いた。今度は、強い向かい風が吹いてきた。

「これはウインドユーザーですよ!間違いない!」

「ちょっと待て!相手は一人だった!なぜ、こんなにも攻撃が多彩なんだ!?」

3人は向かい風に吹かれ、前に進もうにも進めない。仕方なく振り返った。

「仕方ないね。ここで応戦しようか。」

広い道だが、人通りは少ない。3人はここで立ち止まり、No.5と対峙した。No.5は仁王立ちして3人を見ていた。

「ようやく、戦う気になったか。さあ、加減はいらない。まとめてかかってきなさい。」

No.5は指でくいくいと挑発しながら言った。

「なめてますね…」

「安い挑発だよ。乗っちゃいけない。」

善俊が五郎兵衛を落ちつけながら言った。

「こないのか?せっかく攻撃のチャンスをやったのに。ならば、こっちからいかせてもらうぞ。」


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