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兆兆発止  作者: ぱんろう
兆能力ファイトクラブ編
47/150

47話:形成逆転

「なんだと!お前たちは確かに…」

デイヴィッドは焦燥していた。十兵衛が笑いながら答えた。

「善治君が助けに来てくれたおかげだよ。」

No.11が声を震わしていた。

「はるはる!お前もネズミだったのか…!」

秀助が善治の方を見て言った。

「とはいえ、よく見つけられたな。」

「ああ、俺もよくわからないんだが、こっちに来いって誘導されていたんだ。」

「誰に?」

「だから、それがわからないって言ってるんだろうが!ぼんくら!」

「んだと!てめぇもういっぺん言ってみろ!」

「2人とも喧嘩はやめなさい!今はそれどころじゃないでしょ!」

トレイシーが一喝する。2人は口を閉じた。それを見計らったかのように、十兵衛が口を開く。

「さあ、形勢逆転だが…やるかい?」

「ああ、やってやってもいいが…フェルナンドはいいのかい?」

デイヴィッドの発言に十兵衛ははっとして、秀助の方を見ながら言った。

「秀助!お前さん、フェルナンドはどうした!」

「ああ、それならみっちゃんが相手してくれてるよ。」

そのとき、十兵衛が秀助に近づき、そのままぶった。

「馬鹿野郎!てめぇの目的のためだけに、仲間を危険にさらすな!今のみつね君ではフェルナンド相手に時間稼ぎすらできない!」

「!...それは...すまない...」

「謝罪は、みつね君にするんだな。ただし、先にフェルナンドを倒す必要がある!」

十兵衛は秀助を怒鳴った後、会場の方に向かっていった。

「フェルナンドは私でどうにかする!お前さんたちは、そこの2人を頼む!」

「そうはさせるかい!」

デイヴィッドが十兵衛を追うが、中原とトレイシーがそれを阻む。

「いくらなんでも、この人数では不利だよな?」

中原がにやっとした。デイヴィッドも同じくにやっとして言った。

「ああ、たったの2人だけならな。No.11!」

「わかってるよ。」

返事をしながらNo.11が兆能力を発動させた。すると、No.11の分身3体が現れた。

「…これは…『カゲムシャ』…!分身を出現させる兆能力...!」

「分身だけじゃないぜ。来い!お前ら!」

デイヴィッドが合図をすると、大会に出場していたストーンズ、一刻、鳥山、ウォーターガール、ビリビリ男たちがやって来た。

「お前ら…何やってんだ!」

「決まってんだろ?マリアンヌ様に危害を加える虫は排除しなければならない!」

ストーンズが笑いながら答えた。

「!お前ら…!」

「それと、報酬金がうめぇからだぜ!」

そう言いながら、ストーンズが岩を発生させ、6人に向かって発射させた。

「よし、後は任せたぞ。私はリードを追いかける!」

デイヴィッドが十兵衛を追いかけるため、その場を去ろうとした。

「あっ、待ちやがれ!くっ!」

中原や善治がデイヴィッドを追いかけようとするが、ストーンズの攻撃や、他の選手により邪魔された。

「ふふ、そちらは6人、こちらは9人、形勢逆転だが…やるかい?」

No.11が笑いながら言った。

「へっ。当然だろ。一回戦や準々決勝で負けた雑魚、あるいは分身ごときにやられるかっての!」

善治も笑いながら言う。

「なんだと!」

ビリビリ男が怒りに声を震わし、善治に落雷させようとする。しかし、

「ぐはっ!」

突然ビリビリ男が胸を押さえて、その場でうずくまった。それを見て動揺していたウォーターガールを、中原が棺に閉じ込めた。

「ここから出せぇ!水浸しにするわよぉ!」

ウォーターガールがどんどんと音を立てながら、騒いでいる。

「黙ってろ。それ以上喚くと、兆能力解除するぞ。」

棺はしんと静まった。うずくまっていたビリビリ男は、そのまま失神していた。

「ど、どうなっているんだ!」

善治が、ウォーターガールと同じく動揺していたストーンズを、涙の塊を振りかざすことで攻撃した。

「ぐはぁ!」

塊はストーンズの頭に命中し、ストーンズはそのまま倒れこんだ。

「全く、お前は本当に手応えのない相手だったな。」

「ああー!やはりこいつらではどうにもならんか!」

No.11が文句を垂れる。雄康や善俊、秀助らはNo.11―それは本体か分身かわからない―と戦っていたが、その巨漢に反して素早く、まるで攻撃が当たらない。かなりの強敵であるようだ。分身と戦っていた秀助だったが、突如剣を持った人形が襲いかかってきた。一刻の人形だ。

「くそっ!邪魔だ!」

「ふはははははは!リベンジマッチだぞ!覚悟しろ!」

人形に襲われている秀助を見て、善治が一刻本人を叩こうとするが、鳥山に邪魔される。

「おい、泣き虫!俺が相手だぜ!」

「泣き虫だと?馬鹿にしやがって!」

カチンときた善治は、狙いを鳥山に変えていた。一方、ウォーターガールを閉じ込めた中原は、No.11と戦っていた。

「ぐっ!手ごわいな!こいつ、幹部か!」

中原も苦戦を強いられていた。

「そうだ!手ごわいだろう!わかったなら、そのままやられろ!」

そう言って、オーラを纏わせたパンチを中原にぶつけようとする。中原は棺を出現させ、そこからウォーターガールを追い出させた。No.11の強烈なパンチは、そのままウォーターガ―ルの顔面に命中した。

「ごはぁっ!」

ウォーターガールはそのまま吹き飛ばされ、起き上がることはなかった。中原が呟く。

「これで、6対6ってところだな?」


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