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5 手紙

「昨日手に入れた火薬の物流記録。これによって魔導国の配備状況がかなり掴めてきた」

「お手柄ね、ボーナス期待してていいわよ」とレイナ。

「ただ、そううかうかもしていられなくなってな、本日とある手紙が輸送されているとの情報が入ってきた。」

「手紙ですか?」これまで、宝石や魔道具、機密文書を盗んでくることはあっても手紙の奪取はしたことがない。

「そうだ。ただの手紙なら何も問題はない。問題があるとすればこの手紙が予言局から送られてくる事だ。」

「予言局」

オルディン魔導国がここまでの栄華を極めることになった要因の一つが予言局だ。魔導国中から未来を見通す能力者をかき集めて構築されたこの組織は、国の羅針盤として魔導国にとっては無くてはならない組織といえる。その全貌は秘匿され、魔導国有数の警備が敷かれている。

「予言局から直接書簡を送ることなんて、ここ10年ではなかったことだ。重大な情報が記されているとみて間違いない。」クラウスはそう続ける。

「開戦日時、あるいはSランク保有者の誕生とか」

「あぁ、そのレベルの情報だとみて間違いない」

「それで、その手紙はどこに行くんです?」

「第四騎士団本部だ」

「本部ってなると中に入るのは相当キツイですよ」

「そうだ、だからこそ届く前にいただく 幸いにも手紙には厳重な封印術式が施してあるから、あらゆる魔法的干渉を受け付けない」

「転移魔法も使用できないってわけね」


「そうだ、では作戦の詳細についてだが、」

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