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渋沢栄一、未開の地の異世界で会社を起こす!  作者: 必殺執筆仕事人
第1章 異世界で会社を起こす!
9/14

魔物退治の会社を起こす!

この日、私は営業と金策のため、メローヴィス島以外の、オオキナ大陸と、セントル大陸という、2つの大陸をまわっていた。


中小企業では、社長自らが営業や金策にも走り回る。大企業になればなるほど、社長というものは、社長室や会議室の一番奥の椅子にふんぞり返って、部下が持ってきた書類に、印鑑を押すだけ、知らぬ間にそうなっていってしまう。


オオキナ大陸は、名前とは裏腹に、それほど大きな大陸ではない。

また、セントル大陸は、世界の中心地というわけではなく、名前に特徴が無いと、一部の人たちから、からかわれている始末。


やはりここは、一番面積が大きく、一番人口の多い、そして一番、城と町と村の数も多い、グロースコンチネント大陸をターゲットにして、営業攻勢を仕掛けるとするか。


メローヴィス島以外のところには、まだ私の起こした会社や、私の発展させようとしている町の存在は、よく知れわたっていなかったようだ。


この世界は既に魔王が倒された後だと聞いたのだが、魔王が倒されても魔物はそのまま住み着いているようだ、と話を聞いた。


そこで私は、魔物退治の会社を起こすことを考え付いた。


魔物といっても、その種類は多種多様だ。もっぱら自分たちのテリトリーを守ろうとする者、あるいは魔王がいようがいまいが、悪事をはたらく者、また逆に、魔王への忠誠を誓い、命令に忠実に従う者、などなど、様々だ。


ただ単に動物や昆虫が巨大化したものもいるし、ゾンビやがいこつなどもそうだ。


巨大な石像や、石の人形や、鎧に命が吹き込まれた者もいる。


砂や泥や、炎や氷が命を持って動き出したようなやつもいる。地面からぬっと、手だけを出して、攻撃してくる、そして手まねきをして、仲間を呼んで次から次へと増殖するようなやつもいる。


力技が得意な者もいれば、反対に魔法攻撃や特殊な攻撃が得意な者もいるし、毒やマヒ、呪いの攻撃をしてくる者もいる。


ドラゴン系や、悪魔系もいる。空を飛ぶやつもいる。海に生息するやつもいる。


一番恐いのは、大きくダメージを受けると、自爆攻撃を仕掛けてくるやつだ。


宝箱や、壺になりすますやつもいる。


そうした、様々な種類の魔物たちを相手にしていかなければならない。


会社の名前も決まった。

『株式会社 魔物討伐団』という名称だ。


経験値を稼いでレベルを上げる、お金を手にいれて、新たな装備を買いそろえる、などは基本的なこと。


倒した魔物を仲間にしたり、あるいは食材にしたり、あるいは動物園で飼育されている猛獣のエサにしたりするのが、事業の概要だ。


どうせなら、世界中の魔物たちを集めた動物園のような施設をつくり、そこで魔物たちを飼育しようか、というアイデアも出た。


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