5 決勝前
GM:では次は、皆さんが会場入りして、ミーティングなんかも済ませて、今から決勝戦のバトルフィールドへ、といったシーンです。ほのかさんが最後の確認といった感じでバトル場に向かう通路の途中で声をかけてきます。
GM:「さて、さっきも言ったけど、今回の対戦「久蛸西斗」は強敵よ、本来三人チームで参加する大会に一人で参加して決勝まで来てるんだからその実力は推して知るべしね」
アジュウタ:「なに、いくら強いったって結局一人だろ、俺達三人のチームワークの敵じゃないさ」
ナユタ:「ああ、相手がいくら強かろうと、俺たちはいつも通りやるだけだ」
GM:「そうね、ここまで来たんだから、小細工はなしよ。いつも通り正面から受けて立って、あんた達の力を存分に振るってきなさい」と手を振りながらあなた達を見送ります。
アナン:じゃあ、「うん、頑張って来るね、ほのかちゃん」と言いながら、その手にハイタッチをして会場の方に向かいます。
アジュウタ:ならこっちも「ああ、優勝トロフィーを持って帰ってきてやるよ」と言いながら、パチリとハイタッチします。
ナユタ:じゃあ、フンと鼻で笑いながら、横を通り過ぎていこうとします。
アジュウタ:「あれ? 那由多照れてる?(笑) 女の子とハイタッチするの恥ずかしいとか思ってる?(笑)」
アナン:「えー、本当?(笑)」と言いながら那由多君にハイタッチしに行こうとします。
ナユタ:「あーもう、寄るな気色悪い!」
アジュウタ:「だったら、部長とハイタッチしてみなよぉ(笑)」
ナユタ:「わかったよ、やればいいんだろ、やれば!」といいながら半ばやけくそにハイタッチをして息切れしながら「これでいいんだろう!」と叫びます。
GM:「はぁ、あんた達は相変わらず……ま、今更か」と微笑みながらバトル場に向かうあなた達の背中をほのかさんが見送ったといったところで、場面は少し進んであなた達がバトル場に着いたところに進んでミドル戦闘(※1)のシーンに入ります。
※1
ミドル戦闘
シナリオ中盤辺りの戦闘シーン。多くの場合、PLに戦闘ルールを理解させる意図がある。