〜ソルの考え事〜
どうも、ゆずあめです。
本編100話記念で始めようと思ってた番外編がようやく投稿する決意ができました!
.....え?本編200話いったじゃんって?
HAHAHA何をそんな.....ホンマや!
ということで!遅くなりましたが、番外編が載せられます!
暇な時にでも、こちらを読んでみてくれると嬉しいです。
では番外編第1話『ソルの考え事』をお楽しみください!
武術大会に向けて 11.5話より──
リルちゃんが稼いだ分のお金をどうするか、という話題になっちゃった。
う〜ん、私はルナ君のものでいいと思うけどなぁ。
だって、リルちゃんはルナ君が連れてきた子だしもん。
「ソルと半々ににするか?」
「ふぇっ!?」
は、半々という事はつまり財産の共有。
そ、それってもしや......結婚するということ!?
もしかして私、プロポーズされちゃった!?
「どうした?大丈夫か?」
ち、違うのかな?どうしよう。これがプロポーズなら光より早く『はい』と答えるんだけど、多分違うよね......
で、でもでもルナ君が私とけっこ......じゃなかった!ルナ君に答えないと!
「い、いや?な、なんでもないヨ?」
「声震えまくってんじゃん。まぁ、いいか」
のぉぉぉん!何やってんの私ぃぃ!!!
なんで真っ直ぐに答えられなかったの?どうして?
真っ直ぐなルナ君には、真っ直ぐに答えたいのに!
っていうかリルちゃんと話すルナ君、カッコイイ!
なんて言ったらいいのかな......?
父性?母性?それともお兄ちゃん的な?
もうね、1枚の絵にしたいくらい様になってる。
控えめに言って好き。普通に言ったら愛してる。
誇張して言うなら私の人生!!!
「それならやっぱりソルと半々にするか。俺としては少し気になるが......許容しよう。ソル、それでいいか?リルも」
「う、うん!問題ないよ!」
「はい。お願いします」
んんんん!!やっぱり結婚だよこれ!!!!
ルナ君から言わないなら私から言おう。愛してる!!!
ってあれ?ルナ君、リルちゃんの分の買い取りしてないじゃん。
迷惑かもしれないけど、私がやっておこう。
「ルナ君。リルちゃんの分終わったよ〜」
「あ、ありがとう」
だ、大丈夫かな?怒ってないかな?嫌われてないかな?
怖い。この先がとても怖い。ルナ君に嫌われたら私、立ち直れないかも。
「ソルには感謝だな」
あぁ、その言葉だけで10年は生きられるよ。
ルナ君に感謝されるだけで、これからの生きる糧になる。
これからは私も、ルナ君にいっぱい感謝しよう。
2人で『ありがとう』が沢山言えるように、そんな未来にしていきたいな。
「......大好き。愛してるよ、ルナ君」
私はルナ君に聞こえないくらいの声量で、そう呟いた。