4.家族とお友達と暴走と
手早く夕食を終えて部屋へと上がれば、いつものようにベットに横になります。
ベット脇に置いてある小さめの長方形端末である本体機器へスイッチを入れ、セパレート型の機器の各部を再度チェック。
本体が有線コードにもちゃんと繋がれているかどうかも確かめ、問題が無いのを確認してからチョーカーに電源を入れます。
『フルダイブモード開始。クイックスタートはどうしますか』
「《VRクラブハウス》!」
『バーチャルチャットルーム《VRクラブハウス》を起動、ダイブします』
瞬間、私の五感はVR機器を通してバーチャル空間へと移動します。
一面純白の四方に薄い灰色のグリッドで構成された空間で、私が目を開けて認識すればフォルダが表示された数多のボードが浮かび上がります。
それ全てこの本体に入れられたノンフルダイブ形式の若干レトロなゲームの数々であり、いつもならそれを遊ぶものですが……今はしません。
クイックスタートの機能で、私が五感を確かめている間に端末は指定したプログラムを起動します。
VRチャットルームはVR空間上で友人たちと遊ぶ個室のようなものです。
実際に相手のアバターに触れたりも出来るため、様々な用途に使われると聞きます。もちろん、色々と。
それでも見知らぬ人と出会う事もありますし、或る程度の利用のマナーは求められますが……ええ、もちろん度が過ぎれば罰則や利用停止もありますが。
もちろん政府はこれを見越しVR機器の発展とともにフルダイブ化が可能になるにつれて法律面を整備し、法が行き届くようになりました。
お陰様でこの仮想空間上でも比較的トラブルの起きづらい……いやそれでも起きるんですが、或る程度の平穏が保たれています。
女性でも使いやすいようセクシャルガードは標準搭載。個人やグループごとに設定できるので、こちらに関してのトラブルが一番少ないかも知れません。
私達は普段、手振り身振りだけでの意思疎通や作戦会議をする際でもやりやすいように一軒家のような個室を作り、そこを利用します。
クイックスタートで部屋番号とパスワードを入力すれば、すぐさま私達の個室へと転送されます。
入室すれば半透明の板に浮いた状態から私はスタート。基本的にVR機器を起動した際の姿勢でスタートしますからね。
ダイブした姿勢である寝転がった姿勢から起き上がり、ぽんぽん、と跳ねてリンク具合を確認。問題無さそうです。
「ねぇねぇねぇねぇ! 見た!? 見た!? 朱音のテレビデビュー! 見たよね!やっぱり朱音かわいいよね!」
「あー、はぁいはい、多分二人も見てただろうからそこまで。本題は別」
「わかってるって! あははー、メール送る前に来たけど、まだかなー、まだかなーっ!」
「興奮するのはいいけどもぉ、勉強にもちゃあんと手を付けてぇ……」
案の定というか、先客がいますね。もちろん想定していたとおり、もう少し遅れていたら呼出しも掛かったでしょう。
扉を開く手前からやかましく興奮した声が耳に入ります。多分私が入室した通知を受け取り、大部屋に出てくるのを待っているのでしょう。
この私達の使うルームは出入り用ポータルのような個室とそれに隣接する大部屋、仮眠室とおおよそ三つに分けられています。
普段は大部屋で雑談などを行い、寝落ちしたら仮眠室に連れていかれ、ログアウト時はこのポータル室へ、そんな感じで使います。
早いところ行かないと、扉の向こうで待つ姉妹の姉の暴走の度合いが上がりそうですし、手早く大部屋へと向かいます。
大部屋の中は十四畳くらいの広さを持ち、白壁に焦茶色のフローリング、ちょっと豪華そうなシャンデリアに照らされた洋室です。
《VRクラブハウス》は内装いじり出来るんですよね。確かこのデザインは……先のCMでのルヴィアこと、九鬼朱音がしたはずで、数ヶ月くらいで担当を決めて模様替えをします。
「お待たせ。って言ってもこの時間なら貴女達ならここにいますもんね」
「やっほー深冬。まぁ私はちゃあんと勉強するとしても春菜がどうかわからないし?だもん?」
「深冬ーっ! 朱音のCM見た!? 見たよね!? すごかったよね!?」
「はいはい、すとっぷすとっぷ……」
扉から近くのソファには双子の姉妹が座っており、テーブルに勉強用の課題を沢山広げています。
私に気づけば先に妹の方が、続けて早口で捲し立ててきた姉の方を軽々と受け流すように言葉を交わしていきます。
《VRクラブハウス》での設定次第ですが、この部屋ではちょっとしたイタズラ防止に現実世界での姿がほぼ反映されるように設定されています。
ソファに座っている双子は腰まである黒髪に紅い瞳、双子であるがゆえにその設定が反映されていたとしてもパッと見とちらがどちらか判りません。
ですが、じっくりと目元を見ると判別できます。その前に喋ると判るんですがこの双子。
少しばかり垂れ目であり、私に早口で話しかけてきたのが姉の希美浜 春菜であり、先の通りに朱音の大ファンです。
朱音に関して何かあるたびにこうして暴走するちょっとした問題児ですが、普段は大人しくていい子なんですよ。本当に……。
姉と変わってちょっとだけ目元がつり上がり、ゆったりとした口調で姉をなだめているのが妹の希美浜 秋華で、むしろこちらの方が姉なのでは、と疑うほど。
先程の会話から判るように双子でありながらほぼ対照的……いえ、暴走する姉のストッパーをする妹、とも見えるように、口を開けばわかるんですよね。
そんな彼女達姉妹とは古い付き合いであり、もっとも、両親それぞれがほぼ同じ会社での交友関係にあるため、幼いころからよく一緒に遊んできました。
ちなみに秋華の不思議な語尾はちょっとした癖だそうで。人を揶揄うというか、ちょっとばかり弄る時に出るそうですよ。何時から付いた口癖なのかは本人も知らず、無意識の内だったそうですが。
「いつも通りお勉強の見張りをされて、来れないかと思ってたのに」
「CMを見たからこそ、ですよ。千夏もそろそろ来るはずです、今日は見逃されましたからね」
「あら。千夏ちゃんもやる気出そうなものね?ものかも?」
秋華は半分暴走しかけている春菜を抑え込みながら、くすくすと笑みを浮かべて。お互いのお家事情も若干筒抜けですね。
このルームに集うのは皆MMOプレイヤーですからね。むしろそうじゃない人は珍しいというか、それは客人というか。
たまに朱音だけでなく妹であり人気子役であるシオン……九鬼紫音やその友達もここに遊びに来るのです。とはいえ、姉と遊んでいる事が多いのですが。
私も適当に座る場所を見つけて座れば、ポータル室の扉が開きました。
「お待たせ、お姉ちゃん」
「千夏ちゃんーっ! ねぇ、見た!? 朱音の!」
「きゃあああ!?」
あっ、標的は私ではなく、ここで一番下でとっつきやすい千夏の方でしたか。
入室してきた千夏を見つけるなり飛びついて抱え上げれば、その場でぐるぐると回転します。
千夏はもちろん困惑して目を回し、春菜はCMで見た朱音の魅力を逐一夢中で語りながら。始まりましたね、春菜の暴走……。
「うわああああ助けてお姉ちゃんっ!?」
「朱音がねー! ふりふりのエルフの格好でー! CMでー!」
春菜はあまりにも朱音に惚れすぎていて、こう、なんというのでしょうか。
一定以上にまで達するとこうして暴走するのです。だいたい朱音自身に向かっていくのですが、こういういない時は誰かが被害者になります。
ちなみにですが、朱音に誰かが甘えている時は、そこは私の席だと言わんと限りに嫉妬心全開にするんですよ……。ヤンデレって言うんでしょうか、こういうの。
春菜はとんでもないほどに、私達のグループの中核を務める九鬼朱音の事が大好きなのです。朱音が何かひとつ言えば従順に従い、傍から見れば暴走しているように思えるほどに。
性別なんてお構いなしに、下手をすれば周囲から百合とかレズとか、そんな感じに言われそうな―――いえ、あれは唯の暴走特急でしたか。
別に今に始まった事ではないので私達にとっては日常茶飯事。グループのもう一人もその気がありそうで困りものですが、一見すれば私達は朱音は中核というより巻き込まれた形のグループと言われても大して間違いではない気がします。
そんな大好きな相手に窘められれば……まあそれで聞き入れるのもとんでもなく素直というか。ですが、それはそれでひとつ彼女らしさが無くなるような。
「……それにしても、本当に春菜は《DCO》をやるの?」
「うーん、まだ朱音に言われた事引き摺ってるものねー……どこかで一言言って貰えれば、って思うけどもぉ……」
「その朱音はというと……しばらく忙しいし、この試験期間中だとまず来ないだろうし……」
「朱音にちょっとやりすぎだーって言われただけなのがここまで効いててねえ……妹ながらにびっくりしてるもの……」
「でも窘められただけで節制し始めるのも彼女らしいというか……」
「従順、というか好かれるため傍にいるためなら何でもするものねえ。まぁそれを見るのが妹として面白かったり?面白い?」
やはりというか、そんな程度で。そう思っていましたが彼女にとってはとてもとても重大な事案だったのでしょう。
あまりにも一途過ぎて。秋華が先に言ったように、朱音から試験期間前に少しだけゲームのやり過ぎを窘められただけで、自分はゲーム禁止するとかしちゃうんですよ。
今は朱音ブーストが掛かってあの様ですが、多分今もやるかどうか迷ってるんじゃないでしょうか。私達と一緒にやると言っても、下手をすればキャラを作るだけとかありそうです。
近いうちに朱音に一言言って貰いましょう。春菜の出来る立ち位置はとても貴重ですし、それにそこまでの意図は無かったはずですから。
「はぁい、はぁい。そこまでそこまで。千夏ちゃん困ってるでしょ?でしょう?」
「むふぅっ、はぁい……ごめんね、千夏?」
五分ほどで秋華の仲裁が入り、ようやく収まったようです。
好きすぎるのもいいのですが、あまりにも一途過ぎるんですよね。まあ、そこが春菜の可愛いところなのですが。
さて、本題本題。ここに来た理由は決まっているのですから。先に今回の分担というか、方針を決めるのためなのですから。
手近にあった高級感溢れる椅子をふたつ引き寄せて、少しふらついている千夏と一緒に座ります。
「じゃあ気を取り直して、今回集まって相談しておくこと、ね」
「本題ですけど、今回の攻略方針について、からですね。公式サイトの情報は?」
「チェック済みよお。そこは春菜もしっかりと読み込んでるし……って言っても、朱音に付いていくって言いそうよねえ」
確かに。とは言いたいのですが、今回はそれでは困ります。
朱音はフリーの私達とは違い、イメージキャラクターに起用されているんですからね。
あまり下手に付いて行き過ぎれば配信の方に支障が出てしまうでしょうから……その為に秋華が付くんですが。
「間違いなく言いそう」
「むぅー、こ、今回はちゃんと朱音の立場わかってるし……」
「……最初からそのつもりだったけれど、やっぱり春菜は私が見るわねえ。多分今回も荒業みたいなことするんでしょうしい」
「ち、ちゃんと考えてしてるもん!」
「「「ほんとぉ?」」」
「本当だってば!」
はい。それは本当なのか問い質したいですが、本当に突飛な事を思いつくので手の回しやすい秋華が付くのは一番いいでしょう。
以前ヒーラーなのにタンクがいないからと自分にバフを盛って疑似的にタンクの役割をしたり、或いは装備のステータスを偏らせて攻撃偏重構成とかしてましたし。
本当に無理か、と言われると無理ではないのですが、突飛な事に振り回すのは春菜のお家芸ですからね……。
「で、春菜の事はさておいて、私は正式サービス版になったら、今回は単独行動を取ろうと思います。昼の方で動いてみたいですから」
「私は夜! お姉ちゃんが昼に行くなら、私が夜に行った方が様子や情報を共有しやすいしね!」
「やっぱりねぇ。私も深冬ならそっちの方よねぇ、って思ってたの。千夏ちゃんはちょっと予想外だけど」
「えへへ、前からやってみたかったロールプレイやってみたくて」
「なにそれ気になる! 千夏ちゃんが可愛くなーる!」
「はいそこ、私の妹に抱き着こうとしない……」
取敢えず先にこちらの方針を話しておきます。春菜と秋華はいつも一緒ですから、組んで行動するのは判り切っていましたからね。
私が昼に向かうのは単純にメイクするキャラクターの方針もありますからね、世界観に沿ってロールプレイがしたいのがひとつと……あとは、まあ、私好みのキャラクターを見せられたら追い掛けたり、探し出したくなるじゃないですか。
妹が夜を選んだのは私の対になるように、ということだけではなく。一度姫騎士ロールプレイなるものをしてみたかったらしく、いよいよもって《DCO》で実行に移す、ということでしょうね。
姉としてはゴブリンやオークにどう対抗するのか気になります。いえ、全年齢向けのゲームですからそんなことは絶対ないのですが。
「それじゃあ私達も夜ねえ。橙乃も昼だろうし、それなら私達が行った方がいい気がするもの」
「うん。私もちょっと中世風の方が気になって……っていうか、今回は天使使いたいなって」
「今回はタンクやるんでしたっけ。まさかルヴィアの盾として私がいれば離れなくて済む、なんて考えてたりしません?」
「えっ、それいつ聞いてたの!? しかも御見通し……」
「授業中にぼそぼそっと言ってたの、聞こえてましたよ?」
「あわわわ、心の声が漏れてたぁ!?」
「席が隣なんですから、聞こえないはずがないでしょう……」
図星だったようです。いえ、春菜なら普通に考えうる行動ですね……。いえ、実際ルヴィアの代表的な壁役……いえ、元からそうなのですが、それも悪くないでしょうし。
けれどそれをするのであれば秋華がいない時も考えて、一人で動くのも頭に入れてくださいね……。まぁ、私もソロ狩りを考慮した前提で動かないといけませんから。
となれば堅実にバランスタイプのキャラメイクで行きましょうか。とはいえ、実際のゲーム内ステータスを観ないと判りませんが……。
「その辺りは私が何とかするわね、春菜の暴走を止めるのはお手の物だからねえ」
「あてっ、あたあた!?」
秋華がぽんぽん、と春菜の額を叩きます。多分先程の暴走の分も含んでてでしょうね。
双子ではありますが、性格は傍目でも歴然の違いがあります。
共通しているのは明るく表向きの人当たりがいいところまで。本人たちは違うとはいいますが、春菜はのめり込んでよく暴走しがち、しかも朱音が絡めば全肯定し確実にそちらに付きます。
一方の秋華は揶揄い好きな割に几帳面で丁寧、しかも察しが良く知らぬ間に春菜や私達のサポートに回っていたりとまるで正反対のような二人です。
なので双子だけで組ませておくべきで、手を加える必要が無い……というのが皆との共通見解です。
「夜世界、楽しみねえ。公式サイトを見るに地形から見て形だけは欧州モチーフの中身別物、正しく中世西洋、夜の世界ねえ?だよねえ?」
「昼世界はしっかりと東洋、日本もだけどちょっと地形がちょこちょこ違ったね。あのお狐のお姉さんもすっごいもふもふだったね……」
「あのもふもふは私もちょっと触れてみたいですね。そうでなくても、だいたいの九尾キャラの尻尾はもふもふですから……」
「それが味わえるのも仮想現実の特徴ってところかしらあ。類似品ソフトは結構あるけれど、それでも実際に動いて喋ってぇ……ってなると珍しいし?」
「買ってたんですか……今度貸してください、勉強の休憩に使いますから」
「いいわよぉ。私も結構使ってるけれどリラックスには最適よお……あのVRふかふかマット……」
「チャットルームにも置けるといいんですけれどね、今度要望送ってみますか」
「でもあれ寝落ち注意だね。私あれで寝て翌朝身体が痛くなって……」
「春菜は実物のベッド感覚で寝ちゃったもんねえ……」
だいたいの打ち合わせが終わると、CMを思い出したりの雑談が始まります。
夜世界はそれこそファンタジーでくるでしょう。皆が想像しうるファンタジー一色、ドラゴンやヴァンパイア、場所が場所ですから神々なんて出て来そうですね。
出るとしたら北欧系とローマ、ギリシャ系に……スラヴ?それに悪魔も絡んできそうなのでキリスト系もでしょうか。天使もいますし、いずれMOBとして出てくるかもしれませんね。
概略の世界俯瞰図としても地域ごとに、特に東側ははっきり特色が分かれていましたし、どの地域に進むにしても楽しみになります。
一方の昼の方は、私達が良く知る日本地図そのもの。ですが東北の方に差異が見られたのと、四国は暗い靄が掛かったような様子で。
中国地方は……文字通りの中華風になっていますね、とはいっても仙人が住んでいそうな古代中国のイメージの方ですが。
主にこちらは八百万と妖怪相手が中心でしょうか。とは言っても、二つの世界を行き来できるようですからそうとは限らないのでしょう。
私達が知っているものとは考えないほうがいいでしょう、多分、似てるようで違う"仮想現実"、"異世界"をより如実に示す世界になっていると思います。
「……もふもふ、もふもふ……いいなぁ……でも朱音の方が……」
「朱音はもふふもじゃあないでしょう?でしょ?」
「朱音はもふもふ……もふも……ふもっふ!」
「きゃああああ!?」
回想していれば……なんだかスイッチが入った音がします。折角秋華が抑えてくれたのに……。
思い切り飛び掛かる音。今度の被害者は秋華ですね。きゃっきゃと嬉しそうに騒いで魅力と惚気を延々と語っています。
千夏は椅子に座って苦笑しつつ、私も肩を落とします。だって、こうなると今は秋華以外にストッパーがいませんからね。
収まるまで待ちましょうか、としていれば電話通知受信のメッセージが流れます。
示されている名前はお父さんの名前。今日は会社で最終チェックでしたっけ。とりあえず出てみましょう。
「はい、どうしましたか?」
「お、深冬。今暇か?」
「ええ。千夏に春菜、秋華と《VRクラブハウス》にいますけれど」
「ちょうどいい。今から《DCO》アルファテスト版送るから、みんなでキャラクターメイクしてくれ。もちろん本編引継ぎ可能で……まあ、サンプルテストってとこだな」
なんて唐突な。でもいいでしょう、私達のベータテストの席はそういうテストプレイ部分のお手伝いを前提に確約されているのですからね。
それに、こういうお手伝いを頼まれるのは昔からです。体験版などやパッチ先行プレイとかの引き換えとして、テスターとしてのお仕事が多いのですが。
勿論の事、守秘義務諸々もありますから、もちろん内容については部外秘。バグを見つければ報告、言われた部分くらいしかちゃんとプレイできませんからね。
なんにしてもこうして先行でキャラクターメイクできるのは嬉しい限りですね、乗らない訳がありません。
「わかりました。じゃあ、データファイルを」
「わかった、四人に送るよ。こっちでもキャラクターメイクの様子は見てるからね」
そんなこんなで大容量のファイルの受信と転送が始まりました。少し前ならラグとかで大変でしたが、今なら快適です。
それこそダウンロードしている事に気づかないくらいに、ですね。技術の発展ってすごい。
本編との共通部分そのいち。暴走天使フリューこと春菜、イタズラ悪魔ルプストこと秋華ですね。
この二人のキャラクターデザインはこちら発となっています。色んな意味で使いやすい。
次回はキャラクターメイキング。細かなステータスが公開です。