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ジョーカー  作者: ゼロ鴉
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8/83

No.08実技訓練

もうそろそろクリスマスですね。正直今の街の状況はあまり好きじゃないのですが、まぁ我慢します。取り敢えずリア充は爆ぜろ・・・って気分です。それと冬休みに入ったので、更新頻度が上がるかも知れません。

講堂に戻った僕は生徒達を連れて、学園所有の広い草原に来ていた。ここは丘や岩場そして森などがあり実技授業によく使われている場所だ。

「よし。じゃあ君達はこれから戦闘訓練を開始します。チーム分けは君達生徒全員で1チームです。そして相手は僕1人です。ルールはフラッグ戦。相手を倒すか相手フラッグをとることで勝利です。僕は術と武器は使用不可で、フラッグをとるのも禁止です。僕の勝利条件は君達を体術のみで戦闘不能にすることです。勿論手加減はします。じゃあ自陣で作戦をたててください。それでは」

僕は試合開始までの時間をダラダラ過ごしていた。そして試合開始の合図が鳴ったので、僕は見晴らしの良い丘の上から生徒達の様子を見た

「森にオフェンスの数名が進軍か。奇襲を仕掛けるつもりかな。悪くはないね。そして自陣に結界を張って攻撃の警戒か。自陣の守りを固めるのも悪くない。そしてこっちに向かって進軍してきてるのがいるけど、アレはバカだな。岩があるからそれを盾に進軍すればいいのに、平原であんなに目立つ様に動けばいい的だな。まずはあれから叩くか」

僕は、生徒達の前に姿を晒した。直後に木剣で斬りかかってくる者、魔術を行使する者と沢山居たが連携がとれてない。簡単に避けて、裏拳で剣士全員を倒して戦闘不能にして術者は全員回し蹴りで倒した」

歯応えが無いと思いながらも、森に向かった。

森に入った直後いきなり弓矢での奇襲があった。そしてその直後に魔術が飛ばされて来た。

「なかなかやるね。弓矢が飛ばされた直後に魔術での攻撃で気をそらすとはなかなかだね」

そう考えて動いているといつのまにか背後から何人かが木刀で斬りかかって来た。

「随分、学生の割にはやるね。将来の道が広がると思うよ。連携がとれてる。弓矢の奇襲、更に射手を逃がすために魔術での攻撃。そして更にそれに気を逸らさせての剣での攻撃もいいね。地形を活かしての戦術だね」

僕は感心しながらも生徒達の剣を避けながら同士討ちをさせつつ、全員を戦闘不能にしてそして術者と射手を倒した。

これで後は相手の陣地だけかな。そう思っていた矢先に大量の鎖が僕の身体に巻き付いた。

「成る程、動きを拘束して体術を封じたか。しかも呪詛か、確かに解呪は出来ないな。けどね僕はこういう状況よくあるからあまり意味は無いな」

僕は鎖が巻きついた状態で敵陣に突っ込んだ。そして直後に試合が終了した。結果は僕の勝ちだった。最後に突っ込んだ時に全員が襲撃して来たため、僕はギリギリで躱して、全員が全員を攻撃して自爆したのだった。

「今回の訓練は、実に有意義だった。地形を活かしたり相手を罠に嵌めたりと充分過ぎる結果だ。けれど、もう少しは仲間と連携したり相手の行動を先の先の先まで読めればよりいいな。後は平原では、目立つから岩陰などの遮蔽物を利用しろ。じゃあ今日は解散です」

僕は生徒達を帰らせた後に家で装備を整えて翌日に向かうヘルヘイムの事を考えていた。

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