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忘れものと浮気


「鞄もあったし、忘れ物も確認したし」


とにかく春子おばちゃんに遭遇しない様にと、それだけに集中していた

危惧してる事もそうなんだけど、お母さんに筒抜けになっちゃうからね…

で、早瀬にお世話になったとなると堪ったもんじゃないの

私は、急いで玄関へと向かった


「痛いし、パンプスは履けないし最悪」


急いでいる時こそ焦りで物事が進まなかったりする

普段なら、すっと履けるパンプスまでもクラッチの所で手こずる

ぶっちぎって走りたいって気持ちもあるけど、結構高かったし


♪〜♪〜♪

そんなイライラしている時に携帯が鳴る

早瀬か友達からかと思って携帯をポケットから出し目を向けると


「げ、恭介からだ」


まぁ、今時点は彼氏からの電話

こっちは諦めで別れた気満々だったけど話明日だったんだ

出たくない、あー出たくない

お前は暇なのかもしれないけど、私今忙しいの!

無視を決め込んで再度パンプスに挑戦

でも、中々着信が切れる気配がない


明日の事もあるし、しょうがない出てやるかと携帯の通話ボタンを押した


「もしもし、何ですか」


「あのさ、何で昨日帰ってこなかったの

 電話も出ないしさ 」


恭介の口調はやや強みがかっていた

でも、今の私にはそんなものは正直おかまいなし

あと片方のパンプスのクラッチを止めなきゃいけないんだし


「帰ってこなかったって、そっちは出張だったんでしょ」


「電話繋がったと思えば、勝手に切られるし」


あー、早瀬が無理やりプチプチ切ってたんだ

どうりで着信のお知らせもないし


「あー、ちょっと抜け出せなかったから

 ちょうど仕事の山だったし」


「今、会社にいるの?

 いたらさ迎えに行こうと思って」


「へ、今日はいいよ家帰ってるし」


「そっか、ならいいんだけどさ」



電話を終えた後少し放心状態になってしまった

もちろん、この恋は昨日終止符を打ったつもり

全然恭介は、私の事もう興味ないと思ってたのに


何だかこの件面倒になる様な香りが、ぷ〜んと漂ってきた様な

















今回も更新しました!

見て下っている方はいるかな(´;ω;‘)

と内心不安ですが、、、

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