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もも色やじろべい

「どうも、はじめまして」


私を挟んで、早瀬と恭介の妙な空気が流れる

どうにか穏便に話が進めがいいんだけど、内心私はひやひやしていた


「君か、やっと出てきた

 噂には聞いてたけど、やっぱ後ろに男がいたんだな」


「後ろに男なんて、私はそんな事」


恭介は薄々早瀬の事を知っていたみたいだった

後ろに男と言われるなんて、驚いてしまう

でも、私は神様に誓って早瀬と関係持った事はない



「お前を紹介してもらった時に言われてたんだよ

 後ろに男がいるから、俺が勝つか負けるかって」


「え」


恭介の言っている意味が、いまいち分からなかった

どうして、そこで早瀬の話が出てくるのか


「すごいよなお前

 二人を手玉にとって俺を笑ってたんだろ」


少なくとも私は恭介に一生懸命だったんだよ

手玉にとるとかって、恋愛ってそんな物じゃにのに

私はそんな器用な人間じゃないのに


恭介から出てくる一言一言が、今までの私を否定してる様で悲しくて耳を塞ぎたくなった

ぽたぽたと涙が床に跡をつける

私は、恭介と別れることが寂しくてとかじゃない

少なくとも一時期本気で愛した人だと思うと悲しくてしかたなかった


「花は風呂入れ」


今まで傍観していた早瀬が、空気を打ち消す様に口を開いた

やっぱ人の事って思ってるからだろう、一人だけスタンスの違う彼を見て拍子ぬけしてしまう

重い空気にも負けないマイペースぶりはご健在ってところ


「へ?」


「このまま話してもお互い出口見えない様だし

 簡単に言えば、二人ともに壊れた関係を戻す意思も見えないんだろ」


恭介は、どう思っているんだろ

気持ちはやっぱり浮気相手にいってるのかな

それとも、、、、

もう終わったのに、終わった事なのに


もし、普通に明日恭介と話せていたら

こんな事恭介から聞かなくてよかったのかな






 



お久しぶりです

最近身の回りが忙しくて中々更新できませんでした;;


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