Another file4.青年
「だ、誰だ貴様は!」
屋敷に護衛として雇った男の声が響く。護衛の男の声は恐怖で震えていた。
「そんなに怖がらなくてもいいじゃないか。おっと、自己紹介がまだだったね僕は--」
「それ以上口を開いてみろ!撃つぞ!」
男は自己紹介をしようとした謎の青年に拳銃を向ける。
その光景を部屋で見ていた私はその謎の青年について興味をもった。
彼は何者なのか。こんな夜更けに何故この屋敷に来たのか。様々なことを考えた。だが、何もわからなかった。一つあり得るのは彼が神話に名を連ねる者の可能性だ。だが、そんなことはあり得ないだろう。
そう、思案していると画面に異変が起きた。
男が発砲したのだ。弾は見事に頭部に命中し、青年は絶命したかに思えた。
「痛いじゃないかぁ…君は殺さずにおこうと思ったのになぁ残念だよ。」
そう言って青年が手で首を切るジェスチャーをする。
その時だった。護衛の男の首が真っ二つに切断されたのだ。あり得ない。
そして、青年が監視カメラに向かって微笑む。
「やあ、そこに居るんだろう?君は知ってはいけない事を知ってしまった。消えてもらうよ。」
背中に鳥肌がたった。殺される。
部屋に鍵をかけ。ベッドの下に潜り込む。そして、息を殺す。
「そこにいるのはわかってるんだよぉ…出ておいでぇ…」
そして、扉が開け放たれた。




