表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嫌われ王子と引きこもり令嬢  作者: 光森 璋江
第3部 第3章 曰く付きの指輪
115/195

除隊パーティー

お節介将軍の登場です。

「よくおいでくださった。」


老人が杖をついて会場の入り口で待っていた。


中にはたくさんの男達でごった返していた。


パーティーは夜行われた。


カテリーナは、薄い桃色のドレスを身にまとっていた。


「儂が、最年長のフィリアの将軍でライン将軍と呼ばれておる。ほんのひとときではあるが楽しんで行かれよ。」


たった一人の女性の招待客に会場は騒然となっていた。


「お初にお目にかかります。カテリーナ・ルドゥーレでございます。本日はお招きいただきありがとうございます。」


ほう。と老人があごひげをなでつけた。


「ルドゥーレ・・・そうか。ジュリアーノは元気にしておられるかな?」


「お祖父様をご存じでございましたか?」


「あぁ。昔の戦友じゃよ。ほれ、あそこの二人のようなものじゃ。何の因果かのぅ。」


ライン将軍の眼中にはルキーノとサンドロがうつっていた。


「彼らは功労者として呼んだだけじゃがな。」


「まぁ。」


「このパーティーが終わったら彼らも除隊じゃ。緊急招集した若者たちであったから本来はとっくの昔に除隊しておったはずなんじゃよ。」


「そうなんですの?」


「儂たちはあそこまで長居はせんかったがな。ほっほっほっほ。」


丸まった背中を反らしながら笑った。


「本日招いたのはほかでもない4人の除隊パーティーを催したんじゃ。」


「4人ですか?」


「先の二人ともう二人。彼らは正体を公にはしてこなかったんじゃがな。おまえさんを奪還するときに・・・な。ちぃっと無茶してばれたんじゃよ。このまま置いておくわけにもいかん。」


「まぁ。申し訳なかったですわ。」


カテリーナは将軍の言葉でおおよそ今回除隊する4人が思い浮かび、笑みがこぼれた。


「そやつらに祝いの言葉をお願いしたいと思って呼んだのじゃよ。」


「はい。仰せつかりましたわ。」


カテリーナが会場に入っていった。


「これでお膳立ては良いかな?ふふ。祝い酒じゃ!!」


年甲斐もなく杖を振り回しながら言った。


周りの部下達はその様子を見て右往左往していた。




会場を探すこと数分。鬘を外したフリードリヒとフランツを見つけた。


「・・・参られたのですか?」


「いけませんの?」


「い・・・や・・・」


目線をそらし、髪を掻いている。


「祝いの言葉をと。」


カテリーナは、丁寧なお辞儀をしつつおめでとうございますと言った。


「ここでは・・・ちょっと。外に出ましょうか?」


周りには彼らの同僚達が好奇の目を見せていた。


人目を避けるため、カテリーナはルーチェや護衛達をつれて、フリードリヒはフランツをつれて外の庭園に出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ