食人鬼による殺人事件 独白1
それは純粋な欲求だった
それは単純な暴力だった
それは当然な関係だった
肉が骨が血が足りない
熟成させる前も後も全て調理して食べてしまった
特に頬肉は最高だった
それにアバラ周りの肉や尻や太股もなかなか美味だった
残念だったのは胸の肉がそれほど美味しくなかったことだろうか
それでも調理して少女の実家に送ったのだが家族らは彼女を楽しんでくれただろうか
証拠として食べられないと悲しいので警察などにも送ったのだが
今度は内臓にも手を出してみよう
心臓と肝臓は生で食べてみるのはどうだろうか
血抜きして牛乳に浸せばクセなく食べられるだろうか
人間の腸詰はどんな方法で作れば上手くできるのだろう
猿の脳を調理した料理のレシピを調べてみよう
モツ鍋を最初に楽しめば内臓が腐らないうちに食べきれるな
楽しみが増える
それまでは骨で出汁を取ったスープで飢えをしのごう
食材は今度はもう少し年を重ねてみよう
高校生の少女ならどうだろう
中学生は細身だったから、今度は少し肉付きのいい子を選ぶことに決めた
獲物は大きいほどやりがいはあるし腹も空く
純粋な欲求で血を啜り
単純な暴力で骨を折り
当然の関係で肉を喰う
一人減ってもそう世界は変わらないことを自分は知っている
たとえばいつも道を自転車で通学する学生を今さらったとしても
毎日あいさつを交わす学生を仕留めても
世界は少しだけざわめくだけで何も変わらない
食人鬼Aの基本理念
この食人鬼Aは人を食べたいという飢えをどうやって満たして、長い間楽しむかに重点を置いているようです。
そして美味しく食べたいらしい。
クリエイティブの方向が間違ってるよね。




