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食人鬼による殺人事件 独白2

 人の邪魔が入った

 調理場が荒らされた

 加工前の肉が奪われ

 警察の介入が入る


 証拠は残していない

 けれど怒りと憎悪と

 飢餓感が身を焦がす


 犯人を懲らしめて

 食材を手にしよう


 仕事の多忙が終わったら

 それまでは息をひそめて


 最高級の食材を

 最上の調理法で


 もう狙いはつけてある

 仕込みが甘いのが難点

 荒らした犯人のせいだ


 あれを食べ終わったら

 しばらく飢えを耐える

 ほとぼりが冷めるまで


 自分は見つかってはならないし

 犯人は倒しておくべきだと思う


 手がかりはあの食材を送り届けた男

 鼻につくコロンの匂いが特徴的な男



 あれが調理場に入っていないのは匂いでわかる

 それも趣味が同じの同類なのも勘でわかる

 足取りをかならず掴んでやる

 

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