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〜1〜【出会い】



〜1〜【舞う運命】




キーンコーンカーンコーン




授業の終わりを告げる音が流れた




『じゃあな〜裕一!』


『うん、また明日!』




友達と挨拶を交わし




僕は帰路についた




ミーンミーン



蝉の声




季節は夏、照りつける太陽の日差しにより頬を流れる汗を拭き道場の扉を開け中に入った




『ただいま〜』




だか返事はこない




『またかな…』




不安になり中を探す




『やっぱりいない…』




僕は祖父と二人暮らしだ、しかし祖父は剣の授業といい山にこもることが多いためほとんど1人とかわらなかった。







ガタン




僕は鞄を軽く投げ、空を見上げるため縁側に座った




『………』






静かに空を見上げていると…






『あれ…』



ゴシゴシ




目の錯覚かと思い目を擦る




そしてもう一度見上げる




『なんだあれ?』






やはりそこに存在していた




一面の青空に亀裂があった







ピカッ




亀裂が光った




『眩しっ…』



目を閉じて閉まった







『きゃ〜〜〜』







叫び声?






僕は辺りを見渡したが誰もいない







もしかして







僕は空を見上げた









『(いた!)』




女の子らしき人物が空から降ってきている




『あのままじゃまずい!』






僕は一足飛びで屋根にのり女の子の落ちてくるポイントに移動した







『きゃ〜〜〜』







『今だ…』




僕は女の子が目の前に来た瞬間飛び出した




ガシッ




『ふぇっ』




僕は女の子をキャッチするとそのまま着地した




『大丈夫かい?』



聞きながら彼女をみて思った、長い青い髪、見た目13歳くらいにしかみえないし、しかも


『(かわいい…)』




『うん、あなただれ?』



『僕は杉本裕一って言うんだ、君は?』




『私の名前はないわ』




『えっ、名前がない?』



『うん、私たちはほかと区別するために髪の色で呼ばれているから、私は

「蒼」

よ』




『蒼?じゃあ名前決めてもいい?』



『何であんたが?』



『蒼なんて呼びづらいからさ蒼空って書いて

「ソラ」

は?』



『勝手にすれば!』




『あのさソラ?』



『いきなり呼び捨てなの?なに?』




『君はどこからきたの?』




『そんなの決まっているじゃない!空よ』




『は?』




僕の運命は空とともに動き出した







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