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18・ネットワーク

「四大マイスターを操れるって事は何処かの国の宰相か国王か?」


「うーんそうなるのかなぁ、魔法ってなるとウィッチ国かソーサラ国ですかね。ちょっと調べてみますか?」

「どうやって?」

「カペラ博士の作った地下ネットワークがあります」

「あぁ、あの研究者ネットワーク?」

「そうですコンパスです」


生前カペラ博士が見込んだ研究者・技術者だけに認証番号を渡し、白黒板と言われる物が支給される。

これは30センチ四方の合わせの白黒い板を開き黒板にフリーバンドで書き込みをすると、共有掲示板に書き込まれ白板に表示され閲覧出来る。

本みたいな形状だ。


個別に直接メッセージを送る事も出来る。

ありがたい事に彼たちにはカペラ博士の膨大な財産から毎年研究費が出ている。


この地下コミュニティを他言したら脱退となる。

まぁ、さすがカペラ博士の選んだ人達なので脱退者は一人も出て居ない。

とにかく雑多な情報や噂が手に入る。

コレがカペラ博士の目的だったようだ。

要は博士の暇つぶしだ・・・管理者のカペラ博士からは個別メールも閲覧出来る。

今のところ会員はは153人各国に19人ぐらい居る。

博士の登録はヨツバが引き継いでいるので、現在はヨツバが管理者だ。



「各国の王とその周辺は特に怪しくは無いようです。ただ各国四大マイスターが死んで混乱しています。まぁ彼らより優秀な人達が居るので直ぐに収まると思います。自分達の地位を脅かされるのを恐れて、四大マイスターに不当な扱いを受けてた研究者達が結構いますからね」


「それもひどい話しだな。サーカスの方は?」

「昔サーカスを興行していて現在は子爵のヴラド家が、会長職を全て引き受けたので混乱はしていません」

「あぁ、あの家か・・・」

「何か?」

「いや、気味が悪いんだよ」

「アナベル・デイジーの記憶に残ってます。3代目の子爵様ですね。お身体が悪いようで色白ですね」

「それもあるが纏ってる雰囲気が何とも嫌だな。昔は子供を怒る時にサーカスに売るからね!っと言うと子供はヴラド会長の顔を思い出して心から反省する。って言ってたんだよ」

「現在は5世・子爵様ですね。夜会では社交的と評判らしいです」


さてどうするのか・・・

敵に顔バレしていないのが幸いだが、下手に動くとバレそうだ。

しばらく地下ネットワークの噂を解析する事にした。

コレがいいだろう。


「ヨツバ、あの姉妹の持ってた円盤の中身のデータは何だ?」

「あれはミートパイシステムのバージョン2ですね」

「あぁ、じゃ1世代前か」

「ゴミですね、ミートパイはバージョン5までで、次の理論に行ってますからね」

「ミルフィーユシステムな」

「はい、ただこのゴミを馬鹿を誘き出しのエサにしましょうか?」

「情報集めて効果的に使うか」

「はい、そうします」




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