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17・おちょくり

「何だと!オマエらが弟子だと?聞いた事も無いぞ!」

「はあ?本当よ?神経回路は魔線を撚り合わせて作るのよ。右巻き、左巻きを交互に合わせるのよあんた達知ってる?」

カペラ博士の研究データは全てヨツバが引き継いでいるので間違いは無いのであろう。


『・・・』


「あら?四大マイスターなのに知らないのね。いや四大ハムスターだったかしら?だから身体の反応が遅いのよ分かる?分かるわよね?」

四大マイスターの頭には青スジが見える。なかなか良い煽り具合だ。


「あーハムスターは回し車好きだから、あんた達の思考もグルグル堂々巡りで新しい理論を出さないよのね。そもそもガーデン・フレーム博士が考えた物だし。あれ?もしかしてあんた達四大ハムスターは1ミリも開発して無いんじゃ無い?新種のひまわりの種でも開発してれば良いのよ!大好きなんでしょ?」


「・・・殺せ」

かなり怒って居るようだ。

「何が“・・・殺せ”よやってみなさいよ」

その言葉と共に20人ほどの武装集団が抜刀し掛かってきた。


「はあ〜しょうがないな・・・」

緑刀のギミックを外し2刀に分ける。

「鷹の羽・・・」

試し斬りのように20人メッタ切りした。

あっという間にマイスター4人を残すだけとなった。

4人は怒りで顔がドス黒い。


「オマエは何だ!誰だ!」

ガーデン・デイ博士が叫ぶ。

「はぁ?その前に言う事あるでしょうカラス面さん?」

「コイツらがカペラさんやったのか?」

「ガーデン・デイとコレクタ・メイルがあの時のカラスね、骨格が一致してるわよ」


「あぁ、オマエらあの時の男と女か?そんな面など被りやがって!顔は覚えているぞ!」

(いや、顔は元に戻ったからまた別の顔だけどな)


「まぁコピーのカペラさんだったとは言え許せないな」

「コイツは息子だし、そっちは恩師の奥様なのにね」


「おい!コピーのカペラって何だ!」

「はぁ?そんな事も教えてもらわないとわからないのかしら?」

「うるさい!カペラは生きているんだな!」

「さあ?ひまわりの種くれたら教えてあげようかなぁー」

「オマエ、おちょくってるだろ!」

「あらやだ、やっとわかったのかしら?これだから脳みそ足らないんじゃ無いの?新種の蜘蛛で脳みそタランチュラかしら?」


「デイ!待て!」

ジョイント・スリーブ博士が斬りかかろうとするガーデン・デイを止めた。

「そこの剣士名前は何と言う?」

「ザジだが?」

「鷹の羽と言ったか?おまえあのザジか?」

「たぶんおまえの思ってる、あのザジだ。」

「馬鹿な何歳になる!そっちの女はクラウンでは無かったぞ!おまえのアナベル・デイジーはどうした!」

「生きて居るぞ?」

「嘘つけ!」


「私がアナベル・デイジーだけど?」

「馬鹿な!人形が人間になれる訳無いだろ!そんな事出来たら神の御技だ!」

「じゃあガーデン・フレーム博士とカペラ博士は神ね。あんた達凡人研究者には分からない、努力家で天才の夫婦が繋いだ壮大な研究結果が私とザジなのよ!」


『!!』


「コレは・・・願っても無いサンプルだ!」

「スリーブ博士カモがネギを背負って来ましたね」

「コレはありがたい!!」

「両博士の研究をこの手に!」

四大マイスターは喜んでいる。


「ザジ、コイツら身体中に機械を入れまくって居るわよ。8割機械化人ね」

「そうだ!俺たちの研究成果を見せてやる!」


「いやそれカペラ博士の研究だったから・・あんた達盗んだだけね。おおかた研究に行き詰まってカペラ博士の所に行って研究成果を横取りしようとしたんでしょ?馬鹿だからね・・・ハムスターだからね・・・しかもごく初期の研究なのよそれ」


ヨツバは腰から20センチぐらいの筒の上に付いてるボタンを押し、4人の前に転がすと4人の動きがカラクリ人形のようにギクシャクし出した。


「なっ、何だコレは!?」

「ジャミングシステムだけど?先生の開発した回路だとちゃんとシールドするけど、あんた達レベルには出来ないだろうと思って作っといたのよ。本当にレベル低いのね・・・あんた達ね、武器とか開発したら同時に破ることも考えるのが当たり前なのよ」


「ところでおまえ達がカペラ博士を殺した理由は?研究が行き詰まっているからか?おまえ達の口から聞いて居ないがどうなんだハムスター共?」


「うるさい!齧歯目と一緒にするな!我々は・・」


バシャ!

くぐもった音がした。

4人の目、耳鼻口尻から血とオイルが吹き出した。


内臓(なかみ)は粉々に砕けてます」

ヨツバは4人をスキャンして確認する。

「時限装置か?」

「いえ、魔法かと」

「コレが魔法だと?」

「信じられないかも知れませんが、魔法の残滓が確認されました。ザジ様と私にはカペラ博士が、シールドを縫い込んで居るので全く効きませんが」











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