16・審査
大柄な男女のペアが入って来た。
「何処の馬鹿だ?オマエか?」
「最初にA登録とかイカれてるんじゃないの?」
「ご主人様あの女の右腕何か仕込みがあります」
「みたいだな腕の長さが少し違うな」
『はーい、白線に着いて下さい』
場内にアナウンスが流れる。
『では行きますよー!サーーーカス、サーカス!!』
相手の女が飛び出し俺に矢を投げた。A級なのだからアレは毒矢であろう。
素早く避けて大きく前に出て抜刀する。
前に出るとは思わなかったらしく、女は横に転がりながら避け素早く立ち上がる。
その前足をヨツバが投げナイフで地面に縫いつけた。
俺は真っ向に女の頭を斬ろうとした時、女の右手が異様に伸び貫手を打つ。
カシャーン!
腕が戻った。なかなかのギミックだ。
男が前に出て蹴りを打った。
女同様足にが伸びる。
避けきれず刀で受ける。
キンッ!
(チッ!折れたか!)
この街の武器屋で買った鋼の剣が真ん中から折れた。
男の足が戻る間をついてヨツバが男の背後から軸足を膝から斬った。
体制をくずした男は仰向けに転がった。
その左右の手のひら事、地面にナイフで縫い付けた。
女の方は右足のナイフを地面から抜こうとしていた。
その女に折れた剣を投げつけた。
剣は女の右腕を根本から切断した。
女は痛みで罵声をあげ、のたうち回っている。
ヨツバが女の腕を拾い上げる。
コードが出てその先が何かのユニットと繋がっているようだ。
「コレは・・・カペラ先生の装置?出来が悪いけど」
「女!それをよこせ!」
「嫌よまだ試合中だし」
ヨツバは腕を鞄に入れた。
仰向けになって居る男の腰からショートソードを抜き振りかぶる。
「やっ、やめろ!」
ギャァーーーーーー!
ヒィィー!
ウギャァーーー!
まず男の右足を膝からと、腿から2つに切った。
ヨツバはその足を渡す。
「コレはさっきのより制御が進んでますね」
足を鞄に入れた。
『はーい!サーカス!サーカス!サーカス!終わりだよ!』
試合が終わって闘技場を出ようとすると武装集団に囲まれた。
「その腕と足はおいて行ってくれるかな?」
ガーデン・デイ博士が俺に話しかける。
お願いの割に偉そうな素振りだ。
「断る、コレは俺の戦利品だ」
「いやいや、それは困るんだよ」
後ろの人物が口を開いた。
「コレクタ・メイル博士です」
「ほう、知ってるのかい」
「で、あなたはリング・バック、あなたはジョイント・スリーブ」
「ほう、女詳しいな!」
「まぁね」
「オマエらは何者だ?団員登録するには強すぎるな。それだけの強さの者が無名とはおかしいな」
「俺達はカペラ博士の弟子だ。この腕足はミートパイシステムベースだな」
「何!」
「信号に電気も使わないとダメなんですよ。おバカさん。あら?四大マイスターにそれは失礼かしら?」
四人の顔が赤くなって居る、ヨツバのおちょくりが効いている。




