14・スミス国へ
ヨツバが目覚めカプセルから上半身を起こす。
白髪、紫目だったが、紺の髪紫の目になり背も伸びている。幼なさがあったのだが完全に成熟した女性になっていた。
ヨツバに録画画像を見せる。
「全て記憶しました」
「何かわかったか?」
「博士の唇の動きから・・“少しは自分の頭で考えたら如何かしら?おバカさん”と言っています」
「相手はマスクで見えないからな、どう言う会話か分からないな」
「あと、このカペラ博士はコピーです」
「ん?」
「本人の脳の記憶チップといくつかのユニットで動いています。身体も骨格から見るとクラウンの物ですね。コピー人間?みたいな者になりますね。すごい技術です。さすがカペラ博士ですね。本物の天才です」
「本人は?」
「オリジナルの博士はたぶんもう寿命で死んでいるでしょうね」
「ヨヒラを造ったのは?」
「オリジナルのカペラ博士です。あの時点でかなり調子が悪そうでした」
「・・・そうか」
「ところでご主人様、まず折れてしまった剣を新調しましょうか?」
「賊が置いていったこの青い剣は面白いですね。コバルトがかなり入っています,ちょっと調べてみます」
ヨツバは成分分析機にかけた。
「・・・・・・ベースはクラフタ国で採れるボーラーっと言う鋼ですね、産出量は非常に少ないです」
「双剣作れるか?」
「作れます。私のも作れますね」
ヨツバは工作室に行き図面を描き始めた。
「粘りを出す為に鍛造しますね」
「よろしく頼む」
さて、これからどうするか?
ここを襲った奴らを潰せば良いだけだが・・・
相手の出方を見る為に、コピーカペラ博士の遺灰を息子に届けてみるか。
何処かしらが動くかも知れない。
姉妹の持っていたディスクもエサに使えるか?
とにかく敵を炙り出し正体を掴まないと攻めようが無い。
やられっぱなしは性に合わない。
やられたらきっちりやり返してやる。
◾️◾️◾️◾️
翌日、新しい剣が出来た。
薄い緑色の刀身だ。鞘には投げナイフを2本到着するようにした。
ヨツバは折り畳み式の大鎌を作った。
さて、コピーカペラ博士の遺灰を息子のスミス国のガーデン・デイ博士に届けるか。
何が出るか楽しみだ。
「あの、ザシ様」
「なんだ?」
「顔を元に戻した方が良いかと思います。カラス面達に見られてますから、私は変わったのでバレ無いと思いますけど」
「あぁ、忘れてたな。そうだな戻してくれ。あと俺のことは他の名前で呼んでもらって方が良いのか?」
「ザジ様のおかげで今では人気名前になったので、構わないかと思いますよ」
「分かった。じゃあカモフラージュフェイスを取ってくれ」
俺はカブに入って処置してもらった。
3時間後久々に元の自分の顔になった。
(さてスミス国に行くか)




