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13・第一研究所

「デイジーこの子はヨヒラか?アナベルか?」

「まだ完全融合してないからアナベルの記憶は無いわよ」

ヨヒラを抱きしめる。クラウンは骨と筋力が硬いがヨヒラは柔らかく人間っぽい。ヨヒラは照れて顔は真っ赤だ。

「カペラ博士はフレーム博士より天才かも知れないわ。ヨヒラはザジの子供産めるしね。私も融合するのを楽しみにしてるのよ」

ヨヒラの顔はこれ以上無いぐらい真っ赤だ。


「死ぬのが楽しみか、何か嫌だなぁ」

「そうね、おかしな感情だけど死んで生まれ変わるのが分かっているからこそなのよ。私もザジの妻になって子供欲しいから本当に楽しみよ」


「彼女はクラウンなのか?」

「別の生命体ね。区分的には人かしら?身体はあなたに近いから、徐々に身体能力も上がってくるわよ。脳力もあたしが入れはスイッチ入るわよ。あとは再プログラムかけてバージョンアップするわね」

そうこうしてるうちに、第一研究所が見えた。


*****


おかしい・・・研究所が見えている?

偽装魔法が切れている。

「カペラさーん?」

ドアを開けた。

「!?」


後ろに飛びながらナイフを投げた。

ドアから青い剣が突き出た。


剣がドアの中に消えて行く。

ドアを蹴り中に入ると床に血だらけのカペラさんが転がり、その横に金のカラス面を被ったヤツと銀のカラスの面の2人が青い剣を持って立っていた。


2人のカラス面はヨヒラに襲いかかった。

デイジーが正面に立ってそれを庇う。

デイジーの左肩から銀カラス面の青い剣が入って行き鳩尾で止まった。

デイジーはその剣の側面を掴み、自分の体から剣が抜け無いようにした。

そこに俺が切りかかり銀カラス面の背中を袈裟に深く切った。

・・・が、刀から伝わる手応えがおかしい?

「何だ?硬い?」

身体の所々が硬く刃筋の軌道がブレる。


“キンッ!


心臓にかかる所で何かに当たりザジの長剣が折れた。

「何っ!」

銀カラス面がザジを蹴飛ばす。

入り口まで吹っ飛ばされた。

その一瞬の隙に銀カラス面は窓から飛び出した。

それに金カラスが続く。

その背中に折れた剣を投げ付けた。

金カラスの背中に一瞬刺さり抜けた。

(クッ逃げられたか・・・)


デイジーの元に急ぐ。

「デイジー!」

「ザジさま急いでヨヒラと私をそこのカプセルに入れてください!」

「わかったヨヒラ入ってくれ!」

ヨヒラはうなづいてカプセルに入った。

デイジーを隣のカプセルに置く。

「プログラムNo.000・パスワードは“Re Life”でスタートボタンです」


「・・・プログラム000・・・リライフ・・・よしスタート!」

自動オペがスタートした。

終了時間がカウントされる・・・14分


・・・13分・・・12分・・・11分・・・10分・・・9分・・・8分・・・7分・・・6分・・・5分・・・4分・3分・2分・1分・0


ヨヒラが目を覚ます。

「ご主人様?」

「えっと?アナベル?デイジー?ヨヒラ?」

「全ての記憶があります、あとカペラさまの研究の記憶も引き継いでいます。そうですね4つの記憶なので"ヨツバ”でお願いします。あと引き続き身体能力の再プログラムに入りますので少々お待ちください。


ヨツバは大型のカプセルに入って管を口に咥えスタートプログラムを入力し横になった。

終了時間がカウントされる・・・49時間。


デイジーの身体はカプセルから消え灰が残っていた。

灰をカップに入れ花壇にまいた。


カペラさんを抱き上げ。

カプセルに入れ治療モードをスタートさせるが、途中で止まり“治療不可”とモニターに表示される。

亡骸はそのままカプセル内で分解する。

灰と小さい7つの機械のボックス残っていた。

灰を瓶に入れた。

遺灰はスミス国にいる息子のガーデン・デイ博士に届ける事にする。

機械の方は遺灰に入れずまとめて砕き粉にし、庭の赤い紫陽花の下に埋めた。


ヨツバの目覚めを待つまで荒れた部屋を片付けていると細長いカメラが目に入った。

「監視カメラか?」

これにあのカラス面が映っているかも知れない。

確認するとデータチップは抜き取られているが、メインのカメラは本体記憶媒体に同時録画だった。

早速、再生する。


カペラさんが2人のカラス面を招き入れている。

(知り合いか?)

面を指指し笑っている。

(これは?かなり親しいのか?)


カラス面達に背を向け部屋に招き入れようとした時、後ろから銀カラスが青い剣で突き刺した。

カペラさんは驚き振り向く。

何か喋っているがよくわからない。

そのまま倒れた。

カラス面は剣を引き抜き、2人でカメラを破壊しチップを抜き取っている。


そこに俺達が現れた。

と言う訳か・・・

後でヨツバに詳しく解析してもらおう。










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