表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歪曲  作者: 奈瀬きなこ
1/1

プロローグ

当作品は、”残酷な描写”を含みます。

奈瀬の判断ですが、R指定ではありません。

”暴力的な描写”も含まれます。

少女は、この現実から乖離した存在だった。

少女の目の前には、腕を曲げて喘いでいる少年がいる。

そして少女は、その少年にこう呟いた。


「曲れ」


何の怪奇現象か。少女が呟いた途端に、少年の腕が完全に、曲った。

まるで知恵の輪を連想させる状態となった少年の腕。


腕には、青紫色に変色した箇所や血が噴いている亀裂が走っていて、腕自体は使い物にならない。

少女の純白のワンピースにも、噴いた血が掛かり、少女は、にやりと笑みを浮かべた。

その表情は、どこか恍惚としていて、千里先の砂の欠片を眺めているような、遠い視線だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ