なんで俺が下界に!?
初めて出します。
よろしくお願いしまーーーーーーーーーーーす!!
この世界には5つの世界が繋がり存在している。
1つ、人間が統治する人間界
2つ、魔人が統治する魔界
3つ、獣人が統治する獣界
4つ、エルフが統治する樹界
5つ、神が統治する天界
人間界、魔界、獣界、樹界は相互に干渉し、戦争をし、技術を進歩させ、和平を結んでいる。
これら4つの世界を合わせて下界と呼ぶ。
だが、天界はその限りでは無い。4つの世界間での秩序を守るため他の世界からは干渉も認識すらできないのである。
これはそんな天界に住まい、働く1柱の神である俺の物語だ。
天界暦 2024年
ここに人柱の神がいた。
「ぐわーーーーーーーー!!!神辞めてーーーー」
この俺、ファルス・クレー !!
俺はとてつもなく気分屋で自由な性格だ。やりたくない事はやりたくない。
「神の仕事多すぎだろ!!人員が足りない!!」
「ファルス。仕方ないだろ、神は生殖機能はあっても、妊娠することが稀なんだから」
この男、ルーク・ベルシャ 俺同期で同僚だ。
「ルーク、、、よく考えて欲しい。俺たち神だぜ?なんで神のくせに簡単に増やせないんだよ」
「仕方ないだろ。俺達は4つの世界を管理する主神 フィオナ様の管轄なんだから。そういうのは、愛情の神 フォルミナ様の管轄に言えよ、、」
「それでもおかしいだろ!!!!四世界総人口 約100億人、対してうちの部署にいる神100柱だぞ!!一柱1億人だぞ!!」
「いや人間の管理は部署が違うだろ、うちは各国家の上級貴族だけ見て力のパワーバランスを護るのが仕事だろ」
「あ、バレた?」
「はぁ、仕事するぞ」
「やっと終わったー!もう22時か、、他部署の仕事を回されて残業じゃねえか」
「ルークも先に帰ったし、もう今日は家に直帰しよ、、、」
神の世界も残業だらけだよ!くそ!
辛い
「ただいま。ファリス」
「おかえりなさい!お父さん」
ファリス・クレー 俺と禁忌を犯した元天使の妻との子である。とても可愛い。
天界では神と天使が結婚することが普通だ。
女の子なら天使、男の子なら神になることが出来る。
天使と神にはそこまで差はないからな。
ちなみに、主神には女性がいるがあの方達は生殖脳力を持たないから唯一無二だ。
「ファリス、ご飯お願いできるか?」
「もちろんだよ。一緒に食べよ!」
きょうは人間界の中の国の伝統料理、和食らしい。
とても美味しかった。
「ファリス、起きろー 今日学校だろ」
「おはよ、、」
「ほんと家事はできるのに朝だけは弱いな笑笑」
「おとうさん、家事もできないのにそんなこと言うんだー」
「悪かったよ」
「いいよっ!」
「行こうか」
いつも通りファリスを送ってから職場へと向かう
「おはようございます」
「ああ、ファルスおはよう おれとファルスに異動願いがでてるぞ」
え、、、、、、、
「え、異動先は!?!?」
「下界調査機関だ」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」
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下界調査機関⋯天界からでは分からない細かい情勢を深く知るために神・天使が下界に降りて人間として生き、調査する機関である。調査を終えたら、天界に戻って来れる。
人間種の寿命は長くて100年であり、エルフだけは数百年生きることが出来るが、神・天使は数千年〜生きることが出来る。
普通、ファルスやルークのような役所勤めの役人が異動で行く場所ではない。