因縁
16話目のサブタイトルの元ネタは、「ぼくらの」ですw
「『ロスト』ってなんだ?」
「『ロスト』は、異能の使いすぎで一時的に、異能が使えなくなり、一時的に、人それぞれだが人体に悪影響が生じることだ…」
「へぇー、一時的ってことは…どのくらいの時間で治るんだ?」
「十二時間程だな…」
「半日で治るのか…」
「なら、大丈夫だな~」
みんなが、安心した
その時-
コンコン
窓をノックする人がいた…
春日だった…
「え?人の家の窓を玄関として見てません?」
藤枝はやっと、まともなツッコミをいれた…
ガラガラ
「さっき、剣道から帰る途中だったんだが、なんでか家の屋根を走ってる人がいたから追ってきたんだが…って、あれ?藤枝?…の妹さん?クリソツだな~」
「いや…」
「いや~かぁいいなぁ~」
「お持ち帰りすんなよ…?」
「そんな、誘拐みたいな事する訳ないだろ~?」
「まぁ、誘拐したら殺すけどな~」
「こ…殺す…って…」
「そういや、剣道の師匠の弟子って…おれ以外にあいつがいたな~…」
「あいつ…?」
おもむろに、春日が言った…
「あぁ、凶悪な奴だった…」
「何故?」
「あいつは、簡単に言えば『ロリコン』だった…」
「それは…」
(類は友を呼ぶ…という奴だろうか…)
あえて、口にはしない
「だが、複雑に言えば『幼女体型』の人が好みでおれは密かにあいつを『幼女体型探知器』と呼んでいた…」
「探知機って…」
「今は、何処にいるんだろうな~…」
春日が竹刀(入ってあるであろう)を強く握るのを俺は、見逃さなかった…
「師匠…そいつに殺られたのか…?」
「…あぁ…だから、次に会ったら叩き潰す!」
「そうか…頑張れよ…」
その瞬間-
ガシャーン
「幼女、みっけ~♪」
突如として、窓をぶち破って入ってきた男…
そして、藤枝を見た…
その時-
「まさか、てめぇから来るとはな…木島!!」
春日が今まで、見たことのない形相で木島という奴を睨んでいた…
「おめぇ…誰だっけ?」
「忘れたんなら-」
春日は、竹刀を入れる袋を外して中にある物を掴み取った…
刀だった…
「これで、思い出させてやらぁ!」
春日は柄を握り、一気に振り抜いた…
「真空破斬!!」
春日は衝撃波を男に放った…
俺はその時、ある勘違いに気づいた…だが、今はそんな事をとやかく言う場面ではない…
「あぁ、春日かぁ…だが、無駄だ…」
春日の放った、衝撃波は返されてしまった…
俺は、とっさに返された衝撃波を『柔』の異能で止めた…
だが-
一瞬の隙をつかれ、藤枝は木島の腕に捕まっている…
(こいつも、第二覚醒者か…?)
「てめぇ…!俺と戦え!」
「やだ…時間を浪費したくないし…お前じゃ俺には勝てねぇよ…」
そう言うと、窓から飛び降りた…急いで、窓の外を見てみるが誰もいなかった…
「くそ…!」
「春日…一つ聞きたいことがある…」
「…なんだよ…?」
「お前の異能…『飛』か…?」
「…あぁ…そうだが…?」
思えばこの前、『静』かと思ったが…『操』の異能で操られていたのだから、何も喋らなかったのは普通のことだった…
それに、警察署の件だって、天井高く飛んでいた…
「そんな事きいてどうすんだよ?」
「いや、勘違いがわかっただけ」
「ふ~ん…」
「お取り込み中、悪いんだけど…」
ココロが割り込んできた
「藤枝さんはどうすんの?」
「忘れてないぜ?」
「じゃあ…」
「だけど、何処にいるかわからないと、どうすればいいのかわかんないZE☆」
「そんな、格好良く言われても困るんだZE☆」
ココロがツッコミを入れた…
「場所は知っているんだZE☆」「マジで!?」
「マジなんだZE☆」
「じゃあ、とっとと助けに行こうぜ?」
「さすがに、これ以上続けてたらダメだなと思ったんですね…わかります」
「わかったんだZE☆」
瞬間-
春日は羽交い締めをされた…
書きためがこれで、終了しました…m(_ _)m
後は、空いた時間などで携帯に書いてからパソコンに送って投稿という事になります…(^_^;)