対立する二人
なんか、誤字があったので修正しましたm(_ _)m
○操 ×繰
「春日…」
名前に反応したのか、ゆっくりとふりかえった…
そして、ボスが不意に
「ふっ、ゆっくり-」
「テメェは、黙ってろ」
ボスの言葉を遮る…
「………………」
「春日…異能者だったんだな…」
「………………」
「何とか言えよ!!」
俺は、春日に走り寄り殴った…
だが-
急に激痛が走り、確かに当てたはずの春日の顔には傷一つない…
(何が起きたんだ…?)
俺は『速』の異能で春日の後ろに回り、攻撃しようとした瞬間-
春日の竹刀が俺に迫るのが見えた…
(…居合い!?)
バキッ
竹刀が俺の頭に当たると同時に、竹刀が折れた…
「がはっ!」
春日は、そこら辺にあった鉄パイプを手に取り、俺と向き合い、抜刀の構えをとった…
(剣道をやっていたあいつなら、出来ないことはないだろうが…普通、剣道で居合いなんて習えるか?そもそも、居合いなんて心を静かに落ち着かせないと居合いなんてそうそう出来ないぞ…?)
(まさか、『静』の異能か…?あいつ、妙に静かだし…)
「………………」
(それにさっきから…妙に静かすぎる…)
「おい、親玉さんよぉ…」
後ろで、ココロと藤枝を連れて逃げようとしているボスに聞いた…
「は…はい!?」
「テメェ、今逃げて見ろ…絶対に捜し出して再起不能にしてやんぜ…?」
「は…はい…!」
「それと、春日に何かしたか?答えねぇと…ぶっ殺す…!」
「い…いえ!何もしてません!!」
どうやら、戦闘には向かない異能を持つボスらしい…だが-
「嘘だな」
「い…いえ!嘘じゃないです!」
「じゃあ、なんで俺の目を見て言わねぇんだ?」
さっきから、目があっちこっちに向いている…典型的なホラ吹き野郎だ…
それに、春日も自ら攻撃してくるつもりはないらしい…同じ場所でずっと構えをとっている…
「面倒だ…手荒なまねはしたくなかったが…」
俺は、『速』の異能でボスの胸ぐらを掴んだ…
「さぁ、答えてもらおうか?」
ボスの胸ぐらを掴み、そのまま(※1)某マンガの借金執事の様にした…
ボスの目は相変わらず、あっちこっちを向いている
「え、いや、え~と…」
「俺の目を見て答えろ」
「じゃあ、目を見ますよ…?」
嫌な予感を感じた…
そして、ボスが俺の目を見た
ボスが啓一君の目を見た瞬間、啓一君は、掴んでいた手を離した…
「け…啓一君?」
「無駄だじぇ…あの野郎は、俺様の『繰』の異能をくらったんだ…もはや、俺様の思い通りってこった」
(とっとこハム○郎?)
と、一瞬そう思った…
「そ…そんな…」
「ま、質問には答えてやんぜ…春日って小僧にも『操』の異能をくらわせたのさ…まぁ、もうどうすることは出来ないだろうがな~、がっはっはっ~-」
いま私に、自分では抑えきれない怒りがこみ上げてきた…
「許さないっ!」
銃をボスに向けた瞬間-
啓一君の手がボスの胸ぐらを、また掴んだ…
「えぇ!?なんで?は…離せ!」
「説明ありがとよ」
「なんだと、『操』の異能をくらって普通でいられる奴なんていないはずだ!」
「残念だったな…特異体質かもよ?俺」
おそらく、『柔』の異能で『操』の異能を防いだのだろう…
「そんな…嘘だ!俺の異能は無敵なんだ!」
「その無敵伝説も今日、終止符をうつぜ…」
(※2)「ドロー!モン(以下略)」
啓一君は、叫んだ
「ぐはぁぁぁ!」
「ドロー!(以下略)」
「やめて、啓一君!ボスのライフはもう0よ!」
わたしは、啓一君を止めに行った…
「は・な・せ!」
(しばらく、お待ちください)
「じゃあもう一回、俺の質問に答えてもらおうか…」
俺は、『操』の異能を倒れているボスに使った…
「どうすれば、春日は元に戻る?」
「気絶をさせれば、元に戻ります…」
ボスは、ちゃんと答えた
「よし、気絶して三日間だけ眠ってろ」
そういうと、ボスは壁に近づいて、壁に頭をうって倒れた…
「さて、春日を何とかしねぇと…」
とは言っても
(気絶させるなんて無理だろ…間合いに入ったら鉄パイプがくるだろうし…どうすれば-)
その時、ある案を思いついた
(そうか、この手があったか…一か八か…!)
「うぉぉぉぉぉ!」
啓一君は、走り出した
「くらいぃ、やがれぇー!」
(※3)某PCツクールゲームの死亡フラグを叫んだ…
すると、啓一君の手から何かでた…
(『痛』の異能!?)
と、思ったが違った…
気絶していたボスだった…
春日君の振るった鉄パイプが、ボスの腹に直撃した…なんと、可哀想なボス…
そして、間髪入れずに背後に回った啓一君の手刀が春日君の首に当たった…
春日は、倒れた
(終わった…)
残りの分は、春日が正気に戻ったときにしよう…
※1)「ハヤテのごとく!」に登場するシスターが主人公にした行為ですw
※2)「遊戯王」ですw
※3)「ドラえもん のび太のバイオハザード」の登場人物、安雄が言うセルフです。
(やっぱ、大丈夫だな…と思ったので、修正しました)