第七話 兵人街
戦いが終わって一週間後、ヒカリが退院して第六天空島に帰ってきた。
「おかえり、ヒカリ!」
ほかの子たちがもう一回入院させるくらいの勢いで飛びついた。
「ただいま、みんな!」
ヒカリがこっちを振り向いた。
「おかえり、ヒカリ。元気でよかった!」
「うん...!燐さん、ありがとう!」
ヒカリがにっこり微笑んだ。それを見て僕も微笑み返す。
するとほかの子たちが話しかけてきた。
「それじゃあ兵人街を案内するよ~!」
そう連れられてまずは大きな木製の建物にたどり着いた。
「ここが図書室!たくさんの本と資料が置いてあるよ!」
次に連れられたのはこの街で一番大きな建物だった。
「ここが私たちが住んでる家!燐さんも今日からここに住んでもらいます!」
次は街の真ん中を通る大きな通りに来た。
「ここは兵人通り!この通りにはたくさんの店があるよ!」
「おお~!」
とても綺麗な景色をみて声が出る。
「それじゃあ兵人街の説明は大体終わったよ。燐さん、兵人街にようこそ!」
「ああ。みんなもこれからよろしくな!」
その後、僕はあることを調べるために図書室に向かった。
「あれ?燐さん、こんにちは。」
ヒカリが話しかけてきた。彼女も何か調べものをしていたのだろうか。
「こんにちは。ヒカリ。」
返事をすると急に黙ってそっぽを向いてしまった。
「ヒカリも何か調べているのか?」
「え、あ、うん...」
なぜかさっきからヒカリがおどおどしている。
「そういう燐さんもその...何か調べているんですか?」
「ああ。この星の過去について調べている。もしかしたら『祈りの第十七怪物』を倒す鍵があるかもしれないからな。ヒカリは何を調べてるの?」
ヒカリが黙ってしまった。言いたくないらしい。
「言いにくいこと聞いてくれてごめんな?」
「いえ、それより私たちのために調べてくれているんですよね。ありがとうございます!」
「できるだけみんなを長く生かしてあげたいからな。できればその怪物の呪いも解いてあげたい。」
「やっぱり燐さんって優しいんですね!私はそういうところ大好きです!」
「え、ああ、ありがとう...」
「それじゃあ家のほうに戻りますね。また後で!」
「またね。」
そう言ってヒカリは家に帰っていった。