第四十二話 対デヴォン兵器
それから数日たって。第二天空島。ここにはある人が捕まっている。ソウ・ファム、この前の「デヴォン」の騒動の主犯格。無期懲役が命じられている。牢獄内を歩き、彼の牢屋へ向かう。
「久しぶりだな。ソウ・ファム。質問の時間だ。」
「これはこれはよくも俺をとっ捕まえてくれたなぁ。『銀腕の剣士』よ。」
「早速だが、質問だ。お前はどうやってあの兵器を作った?」
「残念だが何があろうと教えることはできない。あれは俺らの国の秘密兵器みたいなもんだったからなぁ。まずあんなにも巨大な力をあんたら天空諸島軍に与えるわけがねえだろ。」
「いや、今回来たのは天空諸島軍のためだけではない。クラミア星のためでもある。」
「どういうことだ?」
「『デヴォン』の本体を倒す。それが今回の僕たちの目的だ。」
「そんなことが可能なのか...」
「ああ。できる。そのためにあなたの力が必要なんだ。どうか手伝ってほしい。」
「四分の一だ。」
「え?」
「戦いに勝ったらクラミア星の四分の一をくれ。それで俺も戦う。」
「本当か!分かった。それじゃあこれからよろしくな!ソウ!」
「最初っから呼び捨てかよ...馴れ馴れしい奴だな。」
~報告~
ソウ・ファムとの接触に成功。天空諸島軍第四部隊にソウ・ファムを所属させ、対デヴォン兵器を製造する。 第四部隊隊長 燐
「あら、燐からメールが。なになに、ソウ・ファムと接触できたそうよ、ヒカリちゃん。」
「そうですか!なら次には『デヴォン』のコアを回収して兵器を作れそうですね!」
「そうね。最終決戦まであと半年といったところかねぇ。」
「それじゃあ次の『デヴォン』の対策を練りますか!」
「そうね。」
~報告~
「デヴォン」のコアの回収は次回の襲撃、「デヴォン:cell1823」を対象とし、「デヴォン:cell1824」から「デヴォン:cell1826」は撃破対象とし、そのあいだに対デヴォン兵器を完成させ、「デヴォン:cell1827」発生時に「デヴォン」本体への攻撃を開始する。 第二部隊隊長 グレア 第四部隊副隊長 ヒカリ




